中学生になったつもりで、平易な文章のライトノベル感覚で書いています。実は中学生の時、連続小説を書いて友人達に読んでもらっていたのだ。(懐かしいな。)「続きを書いて!」「私を出して!」「芸能人の○○と私を恋人同士にして!」とかリクエスト受けながら、回し読みされていたのである。(笑)
という訳で、読みたい、と思う人は、どうか、お気楽に。
誰もついてこれない。コメントできない。わがままな文章。文章を書いて想像することを楽しむ時間。たまにはそんな文章も書いてみたく。
<想像アトラクションシリーズ>
●連続小説「妄想Wiiアトラクション」第1話●
「Mちゃ~ん!お待たせ☆」
私がWii買おうかどうか迷ってる、という話をいっつもMちゃんにしていたから?・・・頭もよくって、情報通のMちゃんが、私を面白いアトラクションに連れて行ってくれた。
その名もズバリ「Wiiアトラクション」。ついこの間出来たばっかり。そんなアトラクションがあったなんて・・・さすがは情報通のMちゃんだ。
「ちょ・・・どこまで行くっ!!」
頭がボ~っとしていたせい!?Mちゃんが立ち止まってたっていうのに、堂々とひとり、そのまま通り過ぎていた不覚な私。
「最近暑くなってきたし!」
気温のせいにしてしまった。もくもくと歩いていると、気がついたら目的地を通り過ぎることが多い私。あんまり入口っぽくない入口だったからさ・・・
「ここだよ。うぃーあとらくしょん!」
さすが!イメージカラーの真っ白け。こんなに真っ白な壁、見たことない。中もすごい、白っぽい。所々、グレーっぽい色が見えるけど・・・
「あ、そっか。あっちから来ればよかった。まだ時間たっぷりあるし、信号渡ってあっちいこ。」
そう。ここは大都会のど真ん中である!こんなところにアトラクションなんてあったんだ・・・。暑くて頭がボ~っとなっている私の手を引っ張って、Mちゃんが、横断歩道を走って渡っていく。
「はふ~。つ・・・疲れた・・・」
「あ。うぃーだ。Wii。」
周りのビルディングと比べると、違和感ありまくりなくらいに浮いちゃってる白い壁と思いきや、遠くから眺めてみると、おもいっきりWiiの刻印が。さすがはMちゃん。真っ白な壁に、まるで、汚れにしか見えないグレーの色をちょっと見たとたんにこれだ。勘が鋭い子である。
「確かに、Wii、と書いてあるな。」
「うぃ~っす。」
下らない会話のやりとりをしながらも、Wiiを所有してけっこう経つMちゃんも、初めて来るらしく、
「そのまんまやん。イメージ通り。ていうか、宣伝してるの?ここ?」
長蛇の列・・・と思いきや。そうでもなかったりしたのである。
「フツーに歩いてたら、通り過ぎちゃうよ。こっちの通りにいたら、Wiiの何かなんだなって、よく分かるけどさ」
「うぃ~・・・・っす。。。」
もう頭が、暑さのせいでクラクラしていた。とにかく「ういーっす。」しか出てこなかった。
「暑いよね。じゃ、行こう!!」
勘の鋭いMちゃんである。暑さでヘタっている私に気付いて、いそいそと横断歩道を渡って戻り、Wiiの館へ入っていった。
「うわっ!!白すぎる!!!こんだけ白いと、なんか、足ふわついて、変な感じになってくるわ。」
「Wiiって白しかないんだっけ?」
「黒、出たんだよね。でも最初は白だけだったし。私のも白。」
「白といえば、私たちでございますっ!!!ってか?」
「へ?・・・受付、とかないのかな?」
「入場料あるんだっけ!?」
「・・・ないみたいよ。ほら、こういうのっって、一種の宣伝みたいなもんでしょ?」
「よくある工場見学無料ツアーみたいな!?」
「・・・だと思うけど、よくワカラン。」
館内はシーン、としていた。すごく混んでる、と勘違いしていた私たちは、わざわざ同時に、金曜日に休みを取ってここへ来たのだ。Wiiアトラクションに行くついでに、ちょっとリッチな大都会のホテルに泊まってみたいよね、ということで、大都会ツアーを計画したのだった。ホテルは既に、じゃらん会員のMちゃんが、ポイント割引使ってNetで予約済みだ。
しっかり者で、頼れる存在のMちゃん。いつもありがとう!
「さすがの小学生も、今、授業中・・・だよね。」
「Wiiって、やっぱ、小学生用ゲームって感じ?」
「そんなことはないけど、」
と、その時だった。ほぼ、人間と同じ背丈の、丸みを帯びた等身大ロボットが、両手に白いリモコンとヌンチャクを持った姿でご登場!!
「イラッシャイマセ!コチラヘドウゾ!ピピピ・・・」
今時だと、リアルな人間おねぇさんロボットなどが、リアルな女性の声で案内するかな~と思ったけど。いかにも、のロボット声でご案内。本当の入り口?らしきところへ案内されるのであった。
「ウィーボの声だ。」
すかさずMちゃんは気付いていた。なんでも、Wii Fitの、あの、白い体重計の姿をしたキャラクターなんだそうだ。
「ノッテクダサイ」
動く歩道みたいなものに乗るのだった。けれど、歩道そのものではなく、歩道の上に、台のようなものがあるので、その上に乗るのであった。3~4人くらいは乗れる大きさである。
「Wii Fit?この入口で、いきなり体重計られる、の罠!?」
な、なぬ!?マジっすか、それ?
「出口で、BMI渡されたりして。もしや、勝手に身長も計られてたり!?」
「ああ、身長÷体重÷・・・なんとか÷・・・ってやつ?」
「いくらなんでもお客様に体重渡す、ってのはないわな~。」
「フタリアワセテ100キロデス・・・なんつって。」
「うわ、ヤだな~、なんかそれ。てか、声マネ、うまいね。」
私の変な特技が突如炸裂しながらも、くだらない事話しながら、先ほどの白すぎる空間から、天井が、如何にも未来的な光線系の、ちょっと狭くなったトンネルの中を移動していく。どんどん当たりは暗く、そしてどことなく涼しくなってきた。
「私たちが、ソフトでございます、ってか」Mちゃんにしては突然変なことを言う。
「え?」
「Wiiにソフト入れる時、ちょっと光線系、光るしね」
「ふーーん。まだWii持ってないからよく分からにゃいけど」
「あんまり人気(ひとけ)ないけど、ここ、アトラクションだってのは、とりあえず本当?みたいね?」
そう。全然、「人気(ひとけ)」がないのである・・・。来ている人がいない!?ってこともあるけど、そうじゃなくて。
なんでもない、ツルンとした、ロボットしかいないこの空間に、どんだけの最新技術が盛り込まれてるんだろう?・・・っと思っているうちに、さっきまで真っ白だった空間が、今度は、真っ黒な空間へと変わっていた。冷房も効いていて、すっごく涼しい。
「Wiiブラック色の雰囲気を演出してるのかな。どことなく漂う、このリッチ感・・・」
「黒の方が値段高いの?」
「いや、同じ」
青い光線系の光があちこちに見えつつ、動く歩道の上の台に乗ったまま、トンネルの中をゆっくりゆっくり移動していく。
<まったりとした雰囲気で、第2話に続く>
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。