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2010/03/15

脳BOOKレビューその3

読んでみましたシリーズの続きです。

●脳に悪い7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981448/

こちらの本をさらに読んでみました。

「言われたことをコツコツやる」

これが脳に良くない7つの習慣の中の1つとして挙げられています。なぜかというと、こういう態度は実は、

「失敗しないように慎重にやろう」=「失敗するかもしれない」=「失敗したらどうしよう」

といったある意味、脳にとって良くない「否定語」に属する考え方だからだそうです。


また何かをやろうとするとき、根性論で「がんばろう」という言葉を使うのも、実は脳にとっては意味不明な言葉だそうで、その結果脳にとっては「がんばること」が目標になってしまう危険があるとのこと。

「脳にとって」という言い方は自分のことなのに人ごとみたいで変な感じですが(^。^;思考回路には無意識が支配していることが多く、よっぽど意識しない限り、脳は本能に従って動いてしまうものということです。

その本能のひとつとして「自己保存」という脳のクセが挙げられるそうです。「脳は生きるために自分を守ろうとする」という絶対的な強い本能です。

脳の本能の3本柱の話もありまして、それは「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」です。今はその中の「生きたい」にクローズアップして話しています。

ここら辺の話は、本の中でも最初に繰り返し語られているので、詳細は図書館で借りるなり、購入して読むなりして見て下さい。

今話題にしている「言われたことをコツコツやる」のが脳にとって良くない習慣、のことですが、何かをやる時に、「自己保存」の本能が強く出てしまうことで、仕事や勉強の効率を下げてしまうことにつながるから良くないのだそうです。

これは「失敗するかもしれない」という気持ちと表裏一体で、言われたとおりにして失敗を避けよう」とばかり考えてしまい自主性が失われてしまうということです。

ここでまた、スポーツを例に挙げて語られています。

人間の脳のクセとして、ゴール直前になると脳への血流が少なくなるそうです。なので、ゴールは、本来のゴールより先に設定して取り組むと、実際のゴール付近まで脳の力が高いまま望める、というものです。

仕事に置き換えると、「終わった」とか「達成した」という言葉も、「もう働かなくていいよ」という意味で、脳に悪い「否定語」なのだそうです。

ゴール付近で血流が少なくなってしまう現象からすれば、常に目標は130%先に設定するとよいそうです。そうすれば実際の100%に行くまでは存分にポテンシャルを上げていくことができると。

ゴールを意識するとここぞという時に脳が委縮してしまうなら、ゴールを意識せずに、「いかに達成していくか」を意識した方が良いとのこと。けれど、これってとっても難しいことのように思います。

ゴールがあるのが分かっていても意識しないようにするのは、もう、誰かに、先の方で嘘のゴールを設定してもらってだましてもらうしかなさそう・・・。

たとえば、ピアノの演奏会にて実際に経験があるのですが、本番の日を1日勘違いしてしまっていたことがあります・・・。

土曜日が本番だと思い込み、金曜日の夜に猛烈な練習をしていました。次の日、なんとなく「日曜日だったかな」と脳裏によぎり、確認したら本番は日曜日だったのです・・・

けれど、それが逆に、私の場合は妙に気持ちが安らいでしまって、本番の日曜日はあんまり緊張せず、まるで2次会であるかの雰囲気で、変に余裕の気持ちで本番に臨んでしまいました。

演奏会場が中華料理屋で、みんなで食べたり飲んだりしながらの場所だったから、ということもありましたが、本番の日が次の日、というだけで何かいつもと違ったテンションで望めるんだなぁと思いました。

金曜の夜と土曜の早朝に緊張がピークに達してしまったのです。ですから日曜は、ほぼ完全にスイッチOFFの状態で会場に向かいました(笑)。

これがピアノでなくてスポーツだったら、きっと記録は伸びなかったでしょう。ピアノ的にはリラックスできて良かったのですが、脳の効率的には良くない状態で臨んだことになります。

いいか悪いかは分かりませんが(笑)。何か勘違いしているかな?ん~。よくわからなくなってきました。脳のクセを把握して、それを逆手にとって行動するってのはとっても難しいですね。

やはり、専門のトレーナーが必要です・・・。

ピアノに関して言えば、最近は、普通のレッスンとは別にカウンセリングが流行りだそうです。
 
詳細なカウンセリングした上で、何らかの専門家の心理学的テクニックによりレッスンに臨むと、より効果が上がるそうなのですが、そういう手ほどきでも受けてもらわないと、なかなか自分を制するのって難しいですね。

2010/03/14

脳BOOKレビューその2

読んでみました第2弾。

●脳に悪い7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981448/

まずはじめに、記憶に関する脳「海馬」の対談本とは違って、こちらは、非常~~に中身が濃かったです。1度や2度読んだだけでは全てを把握できないくらいの情報量であるにも関わらず、本自体はとっても薄く、もう一つの対談本よりも薄いんです。

とっても分かりやすい、読みやすい文章。どれひとつとして無駄がない文章・・・脳のことより、そっちの方が参考になるくらいでした。


こちらの本も、脳トレゲームの効果にはかなり懐疑的で、脳を鍛えるには意味がないとはっきり書いてあります。しかし、私も物好きなところがあって、そう言われると是非やりたくなってしまいます(笑)。

ゲームとして面白いからやるのですが、脳トレのゲームは、他の流行りのゲームと違って、目にやさしいものが多いです。ゲームで困ってしまうのは、目がチカチカして、眼精疲労の症状が重くなってしまうことなのです。

どうも私の目が、あまりテレビゲームに適さない目らしく、体質に合わないのです・・・だから「脳トレ意味なし!」と言われても、「それでもオーケー!」と、どんどんやっていこうと思います(笑)

さて。こちらの本ざっくりと読んでみましたが、「海馬」の雑談を交えた対談本に比べると、かなり実践的な内容が多く、実際にオリンピックのスポーツ選手が活用して成績を伸ばした内容などが紹介されております。

一つ挙げてみると、それは「脳は本能に逆らえない」という性質。

脳細胞のひとつひとつには持って生れた本能があり、それを知ってた上で逆手に取った作戦で物事に取り組むと、何事も効果が上がるというもの。ほとんどがそういう内容です。

自分専用トレーナーさんが常に傍にいるわけでもない限り、自分だけの意志で進めるには、これがなかなか難しいように思います。

けれど例えば気軽にできる内容だと「姿勢を良くする」「出勤前に笑顔を作る」「嫌いのレッテルを張らない」などの何気ない作戦があります。

ふと気付くと、姿勢は崩れてくるし、嫌なことがあったら表情が暗くなってしまうし、苦手なことには否応なく嫌いのレッテルを張ってしまいます。

こういったことを自分だけの意志で、死ぬまでずっと正していくことはできるでしょうか?

そういう意味では、この本の内容は、文章こそ易しいけれど、とっても厳しい内容のように思います。

こちらの著者の方がいらっしゃる救急病院では、スタッフ全員に課しているお約束があるそうです。

「出勤前には鏡の前で最高の笑顔を作ること」
「仕事中に<疲れた><嫌だ>という否定語を絶対使わないこと」

などです。笑顔をつくると脳の働きが良くなる、という性質を逆手にとって、あえて実践するのです。

否定語を使わないルールも、否定語は脳の働きを低下させるからだそうです。これには全身全霊をもって同意してしまいました。人に言われるだけでも凹む言葉ですから、自分で発さない努力をしてみるのは当然といえば当然のことでした。

(^。^;しかしこれがなかなか難しいところです。

<笑顔作戦>などは、習慣にしてみたら意外に楽~に生活の中に溶け込み、ハマってくるかもしれません。

出勤・通学されるみなさん。朝、顔を洗ったら鏡の前でとりあえずニコッと笑ってみましょう!

または仕事中でも、もしトイレに誰もいなかったら、とりあえずニコッとすることで能率UPするかもしれませんね。

アメリカの病院に務めていた著者の方は、日本の職場の人たちの表情の暗さを指摘していました。

確かにアメリカ人って、病院だろうがどこだろうが、冗談言って笑ってる姿があちこちに見受けられそうです。いいか悪いかはさておき、アメリカのドラマをよく見ていたので、そこら辺は納得できます。

日本の職場でアッハッハと笑ってると、なにふざけてるんだ!と白い目で見られそうですが、ニコッと笑う習慣なら、寡黙な日本人でもなんとか実践していけそうですね。

今回の本は内容が濃すぎるため、少しづつレビューしていきたいと思います。
<続く!?>

2010/03/13

脳BOOKレビュー

読んでみました。脳BOOK。

●海馬―脳は疲れない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101183147/

気になる記事あり。まずは少しだけ引用させていただきましょう。

<もの忘れ・ド忘れが増える理由>
大人が一万個知識の中から一つを選ぶようなものとしたら
子供は十個の中からひとつ選び出すだけだからすぐにできる

ざっくりとした感想を述べると、「まさか自分にそんな脳があったなんて」なんてアホな考えが脳裏に浮かんでしまいましたが、それはさておき、なるほど~と思わずにはいられない、なんだか気持ちが救われたような、分かりやすい解説でした。


一万個の情報の中から、順位がより低い9000番台くらいにまで落ち込んでしまうと、思い出すのに時間がかかってしまうのは当然のこと。

脳への入力情報が多くなれば多くなるほど、つまり年をとれば取るほどそうなっていくわけだから、気にする必要はまったくないと。

記憶に関係してる脳の「海馬」と呼ばれる部分は、常に細胞が入れ替わっていて変化が大きい場所なんだとか。

細胞が死ぬスピードも速いけれど、それ以上に入力情報が多ければ多いほどどんどん細胞が増え、海馬が大きくなるのだそうです。

常に増えたり減ったりしているので、その際に生存に必要な情報を捨てたり保存したり「仕分け」しているということです。記憶そのものは、そうやって、「海馬」によって仕分けされた状態で、別の場所に保存されていくので、万が一海馬が損傷しても、損傷する前の記憶はちゃんと別の場所に保存されているのだとか。

その代わり、損傷後の記憶はきちんと保存することが出来ないため、どんどん忘れていく、と。

またいろいろ読んでみると、脳に関しての研究の歴史はまだまだ浅く、ほとんどのことはまだはっきりと分かっていないとか。

また、人間の脳は全体の2%しか使っていないけれど、残りの98%の部分の細胞は、いくら死滅しようが生存には全く支障が出ないように出来ているのだそうです。

基本的に人の体は無駄が多く、「いざ」という時に備えて余分に備える性質があるようで、20歳過ぎたら脳細胞が毎秒1個死滅(ショック!)してても、死ぬまでには相当生き残っているから大丈夫とのこと。(ああ良かった)

そういう意味で、今回読んだ本は、精神安定剤のごとく読んででホッとする内容が多かったです。

けれど脳は全体の2%しか使っていないなんて、ずいぶん無駄が多いです(笑)。しかし。まさか自分にそんな脳があったなんて・・・と、結局、最初の感想に戻らずにはいられません!

まず「脳が大事」って気づいたのはいつ頃だったのでしょう?

その昔、古代エジプトでは、ミイラを作るのが流行りだった時には、脳は鼻水の原料くらいにしか思われていなかったらしく、大して大事ではないものと思われていて、すべて取り除かれ捨てられていたらしいですし、ついこの間まで、心は心臓にあると信じられていたとか。

あと、もう一つホッとすることが書いてあったのでご紹介します。

脳は疲れない!

これはこの本のサブタイトルにもなっていて、表紙にも書いてある文句です。

脳は疲れない。疲れてるのは目です。とのこと。

脳は眠っている時も、記憶を整理したりする際に夢を見たりして働いているくらいだし、呼吸したり、心臓が動いているのも脳が休んでいない証拠だから、死ぬまで働き続けられる、とってもパワフルでタフな細胞だと。

ただ、睡眠だけは、最低6時間は必要だそうです。脳自体は疲れないし、休まないけれど、睡眠中には体にとって大事なことをたくさんしているので、睡眠だけはちゃんと取るように、とのこと。

この本で学んだこと。

・年をとれば取るほど情報量が多くなるので、ものを忘れがちだと勘違いするが、実際はそうではない。

・脳は疲れない。疲れているのは目。脳は死ぬまで休まない。

おおまかに言えばこの2つでしょうか?

脳はどんどん使いましょう。どんどん記憶して、情報を蓄えれば蓄えるほど考察量もUPし、大人になればなるほど、脳は賢くなっていきます!

・・・そんな風にポジティブな発想で生きていれば、ド忘れしようが変に落ち込むこともなくなりそうですね。

読みやすい対談モノで、ライトな感覚ですぐに読める本でしたが、背中をポン、と押してくれたような気がします。

最近物忘れが多いな、とちょっと不安な方。気軽に一読されると精神的に癒される面が多いので、おすすめ致します。

2010/03/12

校長先生のブログ&脳の本

脳の老化についていろいろブログを読んでいたところ、とある通信教育制の高等学校の、校長先生のブログを発見しました。なるほど。と思ったのでご紹介します。

若者の生き方と精神の老化
http://at-mhk.jp/principalblog/post_42.html

この中で、いろいろな老化現象を挙げて、ひとつひとつ考察していらっしゃるのですが、中でもこの記事が気になりました。

精神の老化を防ぐ その五
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_48.html

(以下、引用)

>脳鍛錬や脳力トレーニングなどに関する本は手にしないことです。
>なにかに好きになり、それに集中してみることです。
>その時でも、忘れたときはどうするかを考えておくことです。
>最後にこのブログの記事をクダラナイ、と思っていただくことです。


なるほど。と改めて思い知らされました。最後の文章がなんともいえない落ちになっております。(^。^;

脳トレのゲームなどは個人的な趣味で面白いからやっているのですが、あまりHOW TO本などに頼らず、自分の好きなことに夢中になっていれば、遅かれ早かれ鍛錬するような状況になるものだと、私も思います。

またこの校長先生は車のナンバープレート収集が趣味だそうです。

ナンバープレートを通してのアメリカの州 その一 多様性
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_81.html

アメリカのナンバープレートにはいろいろな秘密があったんですね。全然知りませんでした。

そんなに多様性があったとは初めて知りました。

こういう見聞が広い校長先生の話なら、集会などで聞いてても眠くならず、さぞかし面白いスピーチなんだろうな、と想像せずにはいられません。

また、アメリカの高校生の実態、学校のあり方などもいろいろ紹介されていて面白いです。こんな記事もありました。

アメリカの高校生 その五-修学旅行
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_63.html

>かって人々が貧しいときに児童生徒が遠くへ行く機会が持てなかったため、
>学校が主催して「見聞を広めさせること」が修学旅行の大きな目的とされていました
>学校は旅行などを企画するところでないのです。

アメリカには修学旅行はないそうです。日本人の民族大移動ばりの集団旅行は、きっとアメリカ人の目には奇異に見えているのですね。「日本人、まだあんなことを。」なんて思われていたりして!?

国が違えば常識も違ってくる。分かってはいるものの、日本にばかりずっといると、疑問すら持てなくなっていることが多々あるな、と改めて思いました。

まさに、校長先生の挙げていた老化現象その1「考え方が固定的になって、他の見方や意見に耳を傾けることがなくなる」に通ずるものを感じました。

人の意見に耳を傾けるどころか、そんなことになっている自分に気づくことさえできず、そのまま素通りしていることが如何に多いか。

いつの間にか、自分にとって居心地のいい世界や、興味のあることだけしか見えなくなってしまいますね。気をつけねば!

その上、最近は、”もの忘れ”が多くなってきてしまいました。

ある日こと、かなり関わっていたはずの、とある人のフルネームをド忘れしてしまったのです。(その後、必死で思い出し、次の日にやっとの思いで思い出せましたが。)

またある日は、「アレを持ってこなきゃ!」とふと思い、立ちあがって移動している途中、何か別のことをぼんやり考えてしまったのか否か、何を探しに行ったのか忘れました。

「私は何を持ってこようとして、今歩いてたんだ!?」

この時点で「私の脳は、何かトンデモナイ事態に陥っているかもしれない」と思い焦りました。

あまりのショックに、藁をもつかむ気持ちで始めた脳トレですが、脳トレに頼ることなく、好きなことも、苦手なことも進んでやっていけば、それが自然と脳トレになるのだと信じて、いろいろ取り組んでいこうと思います。

(もはやそのためのブログになってきました(((^。^;

最後に。HOW TO本に頼ってはいけないけれど、普通に生きていたら、その存在すら意識できそうもない(笑)脳そのものに興味が湧いてしまったので、改めて2冊を選んで本を読もうと思います。

●脳に悪い7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981448/

これによると、脳に悪い習慣とは、

(1)「興味がない」と物事を避けることが多い
(2)「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
(3)言われたことをコツコツやる
(4)常に効率を考えている
(5)やりたくないのに我慢して勉強する
(6)スポーツや絵などの趣味がない
(7)めったに人をほめない

の7つだそうです。常に効率考えるのが脳に良くないとは何故でしょうか?レビュー読んで欲しくなりました。

●海馬―脳は疲れない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101183147/

読み易い対談モノみたいですね。紹介記事には「『もの忘れは老化のせい』は間違い」などと書いてあって、なんだか興味そそられます。

これもレビュー読んで欲しくなっちゃいました。いずれ私もブログでレビューを書こうと思います。