2010/06/30

アイアンマン2

見ました!今日はレディースDayで1000円の日でございました。

とっても楽しかったです。映画館、日本語字幕で見ましたが、ざっくりと感想を述べますと

・トランスフォーマー ・インディジョーンズ ・スーパーマン ・スパイダーマン ・マトリックス ・キングコング ・ジュラシックパーク ・007 ・M:i 3 ・ターミネーター ・ロボコップ

以上の作品を、足して作品数で割ったような趣がありました(どんだけ!?)。要するに分かりやすい娯楽映画ってことですね(^。^)

こんな感想を抱いてしまうのは、やっぱり、昔、映画ばっかり見ていたせいでしょうか?

★!注意!★
以下、コメント含めネタバレ的な文章が多くなります。これから観ようという方は続きを読まないでください。それでも読みたい方には当方責任を負いかねます(>_<)



「あ、これは、キングコング的展開だ~!」
「マトリックスへのオマージュですか?」
「敵か味方か?ボンドガール的女登場か?」
「恐竜が街中で暴れるの図を思い出すな」
「インディジョーンズを思い出す戦いっぷりだな」
「アメリカ人て、ほんと空飛ぶヒーロー好きだよね」

そんな感じで、余計なところにいちいちと相似形展開をマッチングさせてしまいました。

娯楽映画の大元をたどれば、常にキングコング的展開ありき、ってことを再認識しました。「この演出、どっかで見たことあるなぁ?」の連続です。

ここまで黄金律にのっとった濃い演出が立て続けに起こっていると、もはやそれはそれでオリジナリティーを確立している気がして、「1」では一見パッとしなかったこの映画も「2」で本領発揮した、っていう感じがしました。より一層コミック風味が増してます。

「インディジョーンズ」に対する「ハムナプトラ」みたいな存在感。「どっかで見たことあるような」と思いつつ、見ていくうちに、それはそれで世界観が確立しているから、だんだん元ネタが気にならなくなってくる感じです。(「ハムナプトラ」は個人的にけっこう好きな作品です)

でも、逆に考えると、1本の映画で、これだけ楽しめる要素があるのはお得です。あっと言う間の2時間でした。

映画自体はとってもユーモラスでパワフル。人間ドラマ中心ぽかった「1」と比べて、娯楽度がかなりUPしております。

映画全体に流れている独特なリズム感。良いですね!

また、終始一貫してユーモアのセンスがあっちこっちにちりばめられていて、英語圏に住んでいるネイティブ的には、もっと違った形で楽しめるんだろうなぁ、と思いながら、日本人としても充分楽しめました!

日本には自衛隊は存在するけれど、一般市民にとっては、「軍隊」とか「ホワイトハウス」の実態には疎い人が多いと思います。私も、海外ドラマや映画を良く見ている割には、その辺は無頓着だったりします。

私的な解釈では、「軍隊」的に、「アイアンマン」の存在自体がテロみたいなものなんだそうで。ここら辺のアメリカの軍隊と国家にとっての大問題が理解できて、初めて、ストーリーの全体像をつかめる感じですので、小さなお子様が見ても、いまいち「!?」な展開になっていると思われます。

アイアンマンの敵として描かれている人の苦悩も、お子様にはいまいち理解できないと思われます。私自身も、あそこまで憎しみを抱いてしまう敵の心情を理解するのに、ちょっと時間がかかりました(^。^;

元秘書とアイアンマンおじさまの間にある、微妙な感情なども、お子様にはいまいち理解できないでしょうね~。

恋愛的な観点から見ても、すんごい大人過ぎる世界観。出てくる人たちも、みんな大人。お子ちゃまの「お子」の字もない映画です。

そういう意味では「ヒーローものだから面白いかもよ?」と言って、親がお子ちゃまにオススメして見せたとしても、楽しめるかどうかは「!?」ですね。ロボット的なお楽しみを味わってもらいたいと思うなら「トランスフォーマー」の方がオススメです。

そういったことを抜きにしても、ロボットスーツのおじさま達が戦っている図は、あまり凄惨さを感じず、むしろとってもセクシーで、思わず「がんばれ!おじさま達!」と双方応援したくなっちゃいます。

敵も、それほど憎いと思えず。全身刺青のマッチョ体系のロシアンおじさまは、私にとってはなぜか、とても可愛く見えました(笑)

ですから「刺青おじさんも頑張れ!」などと良からぬ見方も出来てしまいます。

映画全体がユーモアにあふれているし、音楽的なリズム感で映像が編集されている為か否か、ロックアーティストのPV映像的な楽しみ方も出来る映画だと思いました。(そういう観点から見ると「M:i 3」や「マトリックス」が思い浮かぶんだよね)

とにかく、この映画、リズム感が良いです。映画館で見た方が絶対に楽しい系の映画です。

2 件のコメント:

  1. いやっほ〜!!
    PCを買い替えました〜!!
    これで心置きなくコメントできるぜ!ウほホイ!!

    アイアンマン見てくれたんですね!!感激です。
    なのにしばらくコメント出来ず!これではコメンテーター失格じゃないか(笑)

    なるほど!(元)映画マニアからみるとこのような感想になるのですね。
    最初に言っときます。長いですよ!!
    (新しいPCのうれしさと、本当に見てネタにして下さった嬉しさでテンションあがってます。)

    >アイアンマン自体がテロ
    納得!自分はアメリカ政府が世界的に優位に立ち、かつ自国の保身のためにアイアンマンを徴収し、増産を画策していたのではないのかと思ってみていました。しかし、他の追随を許さないスタークの頭脳、軍事力は小国ののそれに匹敵すると考えれば、いかに愛国心を持っているといえどもアメリカ政府としてはたまったものではないのかもしれないですね。

    で、こっからが僕の感想!
    (自分でブログ作って記事にしろよって話かもしれないですが。。。)
    まずこの作品で感じたのがあおみどりさんも言うようにテンポの良さ、最初から引き込まれて2時間があっという間にすぎました。それは、戦闘、ユーモア、恋愛、そして、科学この4つがこの作品の大きな観点です。

    ①戦闘
    今回のラスボス(刺青男)がサクッと終わったのが少ししょんもりでしたが、その前までの戦闘は凄い楽しい!!!
    自動歩兵達との竹林の中での戦闘は本当に圧巻。
    その他2つほど戦闘がありましたが、どちらも短めですがどちらもつまらないなんてものではないです。

    ②ユーモア
    スタークがレースに参加するシーンは最高に面白い!
    公道を走るシーンは本当に自分がF1に乗っているような気分にさせてくれます。まさに映画館の醍醐味!

    ③恋愛
    最近の映画ってなんとな〜くこの2人くつっくな〜、やっぱくっついた。
    て感想が多かったんですが、、、なぜかこの2人の恋愛は応援したくなりました。女好きのスタークですが、いざ本気の恋愛となったらぎこちなくなり行動も少し空回り気味。自分の余命が後わずかになりつつある中での苦悩(病魔の事を告白するべきか、否か)。スタークあんた子供か!ってツッコミを入れたくもなりましたが最終的には良かった良かった。
    1ではなく2でくっついたのが良かったのかも。。。。

    ④科学
    これは2では少し薄いですが、試行錯誤の行程を見せてくれるのが理系であった自分としては面白い。何度も失敗を繰り返し改良を加えていく様、発想一つの新たな物をを生み出すのをダイジェストでみせてくれるのはほんとうにおもしろい!


    ふ〜やっと語れた!満足!
    でもネタバレもかなり書いていますので、あおみどりさんがこれはまだ早いな!と感じたら公開はしないでください。
    (でも返事は頂けたら嬉しいです。わがままですが。。。。)

    返信削除
  2. >鯱さん。パソコン新調おめでとうございます(^。^)やっぱり、文章をキーボードで打てるのは快適ですよね~。コメント有難うございます。鯱さんにとっての鉄男は、私にとってのSW(新作3部作)と同じくらいの感動だったようで何よりです。やっぱり映画館で見る娯楽モノは体感度が高いから、感動も家のテレビで見るより10倍くらいになりますよね!

    >戦闘、ユーモア、恋愛、そして、科学
    なるほど!とても分かりやすい「鉄男2」の4大魅力!中でもユーモアのセンスはなかなかのものでした。セリフがあっても無くても伝わってくるユーモア感はとても粋な演出でホレボレしました。英語圏ネイティブならもっと楽しめたでしょうね~。

    「鉄男2」は表面的にはヒーローものを謳っているけれど、実はヒューマンコメディもの!?主人公クラスがみな熟男熟女で動物&子供が一切出てきませんよね。主人公のスタークの奇想天外な言動はかなり笑えますけど、お子ちゃま世代には笑えない感じ。

    ジャンル分けが難しいけれど、ヒーローものというより「ヒューマン科学コメディ」でしょうか?(^。^;

    科学的に正しいかどうか、っていうより、科学をネタにコメディしてる、という漫画的なノリ(実際アメコミだけど)が面白かったです。新物質を作り出す過程もユーモアたっぷりでオモロかった。明らかにこれは「ウケる」かどうかを狙っての演出!理系な人も楽しめるし、そうでない人にも、科学的な未来感を疑似体験出来てファンタジックな絵を堪能できる。そこんところも鉄男の魅力の一つですね!

    突然F1レースに参加するスターク。(おいおい!)
    突然イチゴを購入し、しかもそれを全部捨てて1個だけ食べるスターク。(もったいねぇよ!)
    突然秘書を昇格させるスターク。(目が点!)
    突然現れた美女を秘書にしようとするスターク。(スタークゥ~!)

    そんな感じで、ツッコミ所多しの先の読めない行動が多い主人公。どうよ!!!

    ってなノリで、24のジャックバウワーもビックリの行動派っぷりが終始笑えました(^。^)私もF1レースのシーンはお気に入りです。カーアクションは太古の昔から(どんだけ昔からやねん!?)洋画を盛り上げる定石NO1ネタですね!場所が、セレブなモナコってだけでもテンション上がります。(フランス語圏が好きなもので…)

    新作のSWエピソード1を観たくなりました。(やっぱり私って根っからのSWファンなのかな!?あんまり認識してなかったけど…新作3部作は私の青春でした!(^。^)

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。