コメントで映画話を久しぶりにしたことがきっかけで、やや重い腰を上げつつも、「SW・シスの復讐」を再びDVDにて見てみたのですが・・・
うぉぉぉ~~~!!アナキンってば、やっぱりカッコイイ!!・・・長い間ずっと心の奥底に沈んでしまったリアルタイムでの映画熱が再び燃えてくるのを感じました。
しかし、「シスの復讐」は、シリーズの中でも、戦いのシーンがとても多いせいか、映画館で見るために作られた映画だなぁ、と思わざるを得ません。映画館では、テレビだと聞こえてこない細かい音が、大音量で四方八方から聴こえてきてましたし、流れるような、疾走感のある映像の時は、体中が吸い込まれていくような感覚が始終止まりませんでした。
ですからテレビで見たところ、映画館で受けた感動の10分の1くらいの感動しかありませんでした。テレビでしか見たことない人が「クダラン!」と思うのも頷けますし、人によっては「お子ちゃまみたいな世界観でチャンバラごっこやってるだけじゃないか!」と思うのも理解できちゃいます。
また、シリーズものであることから、独特の世界観を理解できていないと楽しめない、という側面もございますから、人によって大きく意見が分かれる映画だろうな、と思います。
(むしろ、旧作シリーズが大好きだった人は、いろいろ複雑な気持ちなのだとか!?)
家庭用のテレビにより、体感度が下がった状態で映画を見ると、どうも、体は置いてきぼりで、頭だけで見てしまいがちです。
もう二度と映画館で見ることは出来ないけれども、こうやってこぢんまりとDVDで見てみても、やっぱり・・・この映画が大好きだと言わざるをえませんでしたが。今見て感想を書いてしまうと、多少セピア色の文章になってしまいますが、やっぱり、3Dアバターと比べても遜色ない、映像の作り込みがハンパないSF作品でしたね!
もちろん、他にも時代を問わず、映像レベルを問わず大好きな作品はたくさんございますが、基本的には「映画館で見て感動した映画」について語りたいです。(当ブログでは「イントゥ・ザ・ワイルド」と「カールじぃさんの空飛ぶ家」について、過去に少しだけ語っております)
映画レビューサイトも昔はよく見ておりましたが、感想と同時に「視聴した環境」も選択&表示されており、とある映画についての視聴方法が「DVD」とか「テレビ放送(民放)」だったりすると「な~んだ。テレビで見たのか。。。」と思ってしまっておりました。
(なんて嫌な奴でしょうか。昔のあおみどりさんって。今はそんなことは思いません)
そう思ってしまうほどに、映画を映画館で見ると、映画そのものに対する感想までも変化してしまうものなのです。どんなにヘタレた映画でも(!?)映画館でみると評価が上がってしまったり致します。娯楽作品ほど、その傾向が強いように思います。
ちょっと頭の良い人で、映画雑誌や映画サイトをよく見ている人が、とある映画について語ったりすると、時折、「あの映画はツマラン。下らない」と言ったりすることがございます。
けれど、その人の話をずっと辛抱強く聞いてみると、どうも、映画館では見ていなかったり致します。家のテレビで見ると、作品に対して、よりシビアな姿勢になるようです。
私があんなに好きだった「SW・シスの復讐」ですら、映画公開後に、重い腰を上げて、DVDレンタル店で、100円均一の時に借りて見ても、あんまり面白くはなかったのですから、「視聴方法」「視聴環境」は、映画レビューの際には大きく影響していることが分かります。
(あんなに好きだったのにDVDを購入しなかったのは、それが原因でもありました。)
そんな戯言はさておき、アナキン・スカイウォーカーについて少しだけ語りたく。。。(少しだけでは足りないかもですが)
アナキン君は「旧作スターウォーズ3部作」にも「ダース・ベイダー」として登場してはおりますが、最終的には、完全悪(シスの皇帝)を完全に倒すことが出来た「選ばれしもの(chosen one)」であったとしても、やはり始終、分かりやすいほどに「悪の権化」として描かれておりました。
★★小話「シスの復讐」の中の名台詞「YOU WERE THE CHOSEN ONE!」は一時期私もよく発しておりました・・・(いつ!?)・・・このセリフのシーンはとても泣けてきます。このセリフ(YOU WERE THE CHOSEN ONE)をGoogle検索すると、実に、約 25,200,000 件 (0.22 秒)HIT 。世界中の人たちがハマっていたことが分かります。「You are」ではなく「You were」であるところがとても切なく、悲しいセリフでした・・・。★★
「新作エピソード1~3」のスターウォーズのアナキン君は、そんなダースベイダーの過去を描いておりますが、決して悪の権化ではございませんでした。
「シスの復讐」では、いかにして、善のスーパー戦士だったアナキン君が、悪のスーパー権化大将に落ちていくかが描かれており、シリーズ中最も悲劇的な作品と言わざるを得ません。
映画の中では、時間制約もあってか、思ったほど詳細には描かれておりませんでしたが、それでも、映画館で見た感想としては、十分すぎるくらいの迫力で描かれておりました。逆に、「説明しすぎない感じ」も、作品によっては好印象だったりすると思います。
普通の人よりはちょっと多めの映画経験から思い返してみても、それまででは一番、音響と映像と迫力に腰砕けになってしまった作品でありました。
シリーズの中でも、一番、戦いのシーンが多いこともあり、今となっては3D技術の映画化に間に合わなかったことが悔やまれます。あの大画面と大音量の迫力を、今の3D技術でリメイクして頂けたら、是非もう一度(懲りずに)見に行ってみたいです。
そうです。映画レビューと言いますのは、映画の中で、ストーリーがどうのこうのとか、登場人物が云々、ということより、「映画館で大音量と大画面を浴びた体験談」としてしか語れない、ということも多々ございます。
映画を見ると言うことは、「封鎖された真っ暗な空間で、ただひたすらその世界を一定時間全身で浴び続ける」という体験です。
細かい感想などは、すぐには口をついて出てこなかったりします。
「シスの復讐」についてだって、最初はもうひたすら「すごい!すごい!アナキンかっこいい!そして切ない!」としか・・・。
ジェットコースターが如何に面白いか(または怖いか)ということを語るには、実際に遊園地に行ってジェットコースターに乗らないと語れないのと一緒です。
それを、例えば、近所の公園で、ジェットコースター風味のゴーカート風なおもちゃの乗物に乗ったとしても、ジェットコースターそのものについては語れない、ということです。
というわけで、映画館の大画面で、「アナキン・スカイウォーカー」というジェットコースター的乗物に何度も乗って体験した結果、すっかり「アナキン号」のとりこになってしまった、のお話でした。後にも先にも、あんな経験はもう二度とできないんだろうなぁ。
どれだけ乗ってきたかと言うと、まず行きつけの映画館へ2回ほど。ちょっと離れたところで3回ほど。電車に乗って、もっと遠くの立派な映画館で1回ほど。それで3か所、計6回、アナキン号に乗ったのでした。
お金がなくなることより、映画館で見れなくなることの残念感の方が勝っていたのです・・・。まさに、アナキン号依存症。
ホントにCrazyになってました。CDや雑誌や写真集を含めると、1~2か月の間で、「シスの復讐」に最低でも2万円くらい使ったことになります。恐ろしや・・・。
今思えば、いろいろなレベルでの映画の設備でもって体験するために、もっとあっちこっちの映画館に出向いて乗っておけばよかったな、と悔やまれます。実際、3か所で体験したアナキン号は、それぞれに特色があって、音の聞こえ方、映像の見え方に差がありました。
その頃から既に、DVDでは絶対見ない、見たくない、というつもりでした。近所の公園の、なんちゃってゴーカートには乗らないつもりだったのです。とはいえ、結局、乗ってみましたが・・・やはり、「近所の公園レベル」でしか楽しめない側面を感じざるを得ませんでした。
映画レビューサイトでは、ここら辺の事実をあまり語ってはくれません。主に、普通の人よりかは、ちょっとだけ映画的に頭の良い人が、内容がどうのこうのについて語っているばかりです。もちろん、結果論としては、それが全てなのでしょうけれど・・・。
実は、音楽についても、同じようなことが言えると思います。
例えば、CDをパソコンに取り込んで、MP3ファイルにしたとします。その時点で、その音楽の良さは、かなり半減してしまっていると言わざるを得ません。デジタル化すると、音がスッカスカになるのです。この事実は、MP3のCDを、車の中で、大音量で聴いたときに、あからさまに発覚致しました。
生のライブやコンサートで、目の前で演奏された音楽を10とするなら、DVDが8、CDが6、デジタルファイル化で4、くらいのレベルに落ちると思われます。
映画も同じで、最新設備の巨大映画館で、大音量と大画面で見ることを10とするなら、DVDで見ればレベル6くらいにまで落ち込むし、カットしまくりでCM入り放題の民放テレビで見れば、レベル4~5位まで落ち込みます。感動レベルは約半減。
そんな訳で、かつて見た、レベル10のアナキン・スカイウォーカー号は、もう二度と経験できなくてとても残念。
大人の事情はいろいろあるかと思われますが、最新の映画でなくても、過去の映画を映画館で見れるように、時間を置きつつ、何度も公開してほしいな、と思います。そういうことやってる映画館もありますが、少数派ですし、回数もめっちゃ少ないです。(何故か平日の昼間しかやってなかったり)
はい!ということで・・・(なんだか止まらなくなってきたので終わらせなくては)アナキン・スカイウォーカー号は、私にとって、ずっとレベル10の最高峰のジェットコースターであり続けることでしょう・・・!
(「3Dアバター号」もとっても良かったけどね!)
結論。ライトセーバーを振りまわして戦うアナキン君は、超カッコよかったっす!(もう、ただ、それだけ。。。)・・・そして。数年後の今現在。ナイフを振りまわしている「バイオハザード4」のレオン・S・ケネディ氏の大ファンです。映画館の大画面で、バイオ4の世界を一度は堪能してみたいです。。。
こちらのブログは「映海山pwii」ということで、今後はもっと意識して、映画作品について語っていきたいと思いますっ。
あおみどりさん
返信削除僕とのコメントのやり取りがキッカケでブログのネタにしていただいた事、映画心を再燃(?)させた事、80%とても嬉しく、20%程申し訳ない気持ちです。
>「視聴方法」「視聴環境」
これは、とても納得!
(コメントの重複になってるかも・・)
僕のテレビは大学時代から使用している14型(?)位の小さいテレビで見ても臨場感は感じられず。たまに、どうしてこれを映画館で見なかったか!と後悔することもあります。
またDVDでは巻き戻し、一時停止なんて自分気持ち1つで行えます。これで100%映画に集中してたか?なんて聞かれたら「してる」とはいえないと思うんです。
映画の上映中は巻き戻しも無いし、携帯もOFFそれが映画に集中できる要因の1つなのかなと思います。
え~長くなってしまいました。
最後にもう1つだけ!!
以前横の掲示板で書きましたが
「アイアンマン2」見てきました!!
ぜひ見てください!
これは、映画館で見ることをお勧めします!!
映画再燃(?)の一因(もしかしたら諸悪の権化か!?(笑))を担った者として映画ネタには付き合いますよ!!こちらからもなんか勝手にふってますけど、ご勘弁!!
映画鑑賞のスタイルが出たので
返信削除またまたコメントに参上!!
>いちいち人と約束をしていられなくなる
思いたったら即向かう。
僕はまさにこのタイプです。人と見るのを否定する気は全然ないのですが、日程、時間、座席の位置とか決める事が有り過ぎて・・
マイペースに自分の観たい時に、観たい席で観るのがやっぱり好きですね。
あれ・・・俺って末期!?
僕は映画は劇場の予告編みてこれ面白そうと思ったの物をチェックしては観て、また予告編でおもしろそうと思ったら・・・の無限ループにはまってます(笑)