読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー (ムックセレクト) アレン・カー, 阪本 章子 本
山pがどうしたとか趣味万歳ブログだと言っているブログを開設しているのに、なぜかこういう本が大好きです。しかもこの本は禁煙の本なのに私は非喫煙者。
でも誤解しないでください。私はタバコを否定している人ではありません。タバコが大好きな人は、どうぞどうぞ遠慮なさらずに吸いながら読んでください。しかも、禁煙を勧めているわけでもありません。タバコに対して、自分の立場がどう、ということが言いたいのではありません。ちなみに私の母は愛煙家です。
この本はこんなことを問いかけています。「なぜタバコを吸うのか、理由が答えられますか?」と。
そもそも、昔、弟に「これ読んでみなよ」って貸してくれたのがきっかけでした。私はタバコを吸わないのになぜ貸してくれたのか、今だに不明です(笑)。弟は、これを読んでたばこを自然にやめたそうで、きっと、そんな自分に驚いたから、思わず貸してくれたのでしょうか?最近ちょっと気になって、また、最近滅多に話をしなくなった弟に、ケータイメールで頼んで、弟の職場に置いてあったらしいのですが、わざわざ持ってきてもらい、貸してもらいました。
なので今回読むのは2度目になります。
なぜ読みたくなったのか。プロフィールにも書いておりますが、私ははっきりいって、多趣味です。家族全員が多趣味なので、きっと血筋なのだと諦めていました。私は、もういい加減に趣味を減らしたかったのです。趣味なんてなくていいとさえ思ったことも数知れず。特に「海外ドラマ中毒」を克服したくてずいぶん悩んでいたのです。
海外ドラマはやばいです。地上波をあんまり見ない私にとっては金食い虫ですし、日本ではなかなか放送してくれなくて、早く次が見たい!とか、余計な飢餓感に襲われ、ついついリージョンフリープレイヤーとか、アメリカ版のDVD-BOXを買ってしまい(安いんだなコレが!)英語でしか見れないのに一生懸命視聴してしまうのです。最近のDVDは英語字幕が標準で付いているので助かります。英語のヒヤリング力と、単語やいいまわしの知識は増えるので、それはよいのですが、いい加減にしないと体がもちません。
もう海外ドラマなんて見たくない・・・そう思えば思うほど、「その1回」が次の2回目へ、最終回へ、次シーズンへと向かわせてしまうのです。
これはまるで、禁煙に苦労する喫煙者みたいだな、と思ったんです。それでこの本が読みたくなりました。
この本はこんなことを問いかけています。「なぜタバコを吸うのか、理由が答えられますか?」
これをドラマに言い換えます。
「なぜ海外ドラマを見るのか、理由が答えられますか?」→答えられません。ただ見たいだけです(撃沈)
本の中からの一節を引用します。
<引用>喫煙者は「タバコはおいしい、リラックスできる、元気づけになる」と信じてタバコを吸いますが、これは単なる思い込みである。
そしてまたこの本は、タバコに関する様々な幻想をリストアップして語ってくれます。
<引用>・ストレスを和らげるという幻想・退屈を紛らわすという幻想・集中力を高めるという幻想・リラックスさせてくれるという幻想
うわぁ・・・海外テレビって怖い!と、テレビはタバコじゃないのにビビってしまいました。私は、むしろ、タバコより、海外ドラマなんかにはまってしまっている自分に対して自己嫌悪に陥っているのです。
しかし、日本のテレビをほとんど見なくなってしまったのは不幸中の幸いだったと思いますが、海外ドラマは一度その味を覚えてハマってしまうと、どうしても最後まで見たくてたまりません。お酒も(時々飲みますが)煙草もギャンブルもすすんではしないし、宝くじさえ買わない私も、海外ドラマだけは譲れない。「これだけは!私から奪わないでくれ!!」・・・完全にジャンキーではありませんか。
大好きな「SmallVille」に至っては、もうアメリカではシーズン10くらいまでいってしまうんじゃないだろうかという勢いです。日本ではまだシーズン6止まりですが。どうしてくれるんだヤングスーパーマンさん・・・。罪な人です。
AXN - 海外ドラマチャンネル|ヤング・スーパーマン
正直言って、テレビ見てたら人は何にもできません。大げさにいうと、見れば見るほど限りなく無能の人になってしまいます。良い作品は感性を育てて下さいますが、残念ながらそういう作品映像は稀です。素晴らしい人生を送りたかったら、適度に切り上げるのが正解だと思ってます。できることなら海外ドラマを見ている時間を、もっと別のことに使いたい。睡眠不足の原因になっていることもしばしばです。全然いいことありません。ただ、観ている間は、「すごく楽しい、癒される」・・・これは幻想?巧妙に仕掛けられた罠?
「禁煙セラピー」の本を読んでいると、自分に当てはまることが多すぎてほんとうに驚かされます。少なからず、人って、なんらかの中毒になっているものですが、一度中毒になると、そこから抜け出すのは至難の技。
山登りとピアノは良しとしても(ほんとかな)テレビだけは出来ることなら見るのをやめたい(これはほんと)。ニュースと天気番組だけでいいのでは?と思ってしまう。(←子供のころはアニメが大好きだったのに・・・なんて暴言)
そう思いながら、海外ドラマってやつは、どうしても次が気になって見てしまう。映画なら数時間で終わるからよいのですが、ジーズン6とか、7とか、8とか、ほんとうにやめて!続け過ぎです、SmallVille!
本つながりで、太宰治のプチエッセイを思い出しました。「無趣味」というエッセイがあるのですが、そこで太宰はこう言っています。衣食住にこだわるなんてくだらない、と。太宰らしいといえば、らしいのですが、テレビは衣食住ではないけれど、私も、一回無趣味な人になりたい。ニュートラルでいたいし、定期的に脳内リセットしたいです。
海外ドラマなんかに振り回されず、無趣味になって生活してみたい。「がばいばぁちゃん」みたいな生活したい。
<参考web>島田洋七オフィシャルサイト(がばいようちゃんどっとこむ)
「禁煙セラピー」の本の結末は、買うなり借りるなりして読んでみてください。最近はずっと、この本をことあるごとに読んでます。タバコ吸わないけど、吸うひとの気持ち、よくわかるんだよなぁ。吸ってみたいとさえ思っていたくらいなんです。
今日は用事があって休みでついでにブログをたくさん更新してしまった。ケータイからも写真付きで更新できるようになりました。海外ドラマ中毒治したい、海外ドラマ大好きなあおみどりでした。
おじゃまします。
返信削除わたくしも、mixiの良さが全く分らなかった一人でございます^^。便利なデジタルの世界に振り回される気がして、そこまでして友人は増やしたくないな〜〜と思いました。
職業柄わたくしもハマりやすい性格でもありますが、禁煙して16年、ファミコン(プレステ)中毒から脱出して7年になります ^^;
大人のドリンクは卒業できませんが・・・
ブログでコメントに振り回される事の少ないbloggerの方で嬉しいです。
また遊びにきます。
こんにちは。
返信削除私は逆に多趣味が羨ましい。というのは、私は無趣味。唯一中毒なのがパチンコ・パチスロ。もう学生のころからやっていてウン十年。やってなければ今頃貯金もたくさん・・・。
このパチンコを1年前はやめたいと思っていました。でも最近はやめるというよりは、他にも夢中になれるものが欲しいと思い始めました。パチンコをやめるのではなく、行く回数を減らしたいという考え。
あおみどりさんを見てると、自分のことを客観的にとらえ良く分かっている様子。きっと頭の良い方なんだなというのがブログを読んでいて伺えます。