日曜日に練習していた革命。
とりあえずグダグダでも通してみた音声があります。今日はそれを使って、簡単ムービーしてみました。とりあえず~の中間報告的なものです。「今の状態、こんなです。」ということで。下の方に、文章で別口にまとめております。直感的に文章書いているムービーより、文章だけの方がまとまっていると思います。では、どうぞ。
●とりあえず通してみて思ったこと。
1)グランドピアノとボイスレコーダーの相性が良くない。
→本来、録音に使っているボイスレコーダーは、気軽に出来る、自分だけの為の「確認用」であり、レッスンの録音などで使っています。「きちっと公開するための録音」には、もっと高価な録音機械が必要なのは分かっているのですが、いかんせん貧乏性なわたくし。
→ボイスレコーダーは、ピアノの音の、特に金属的な音の部分を強調してしまうクセがあり、音が割れやすく、加えて、マイクの穴も小さい為、グランドピアノの音の厚み、音の大きさを拾いきれておりません。すごく気を使ってp(ピアノ)で弾いていても、何故か機械上はf(フォルテ)になってしまったり。「なんとかせねば!」と思いつつも、いかんせん、貧乏性な一面があるわたくしです。なので、録音機材についてはしばらくこのままと致します(^。^;
2)ピアノと録音機材の距離が近すぎた。
→ピアノの本来の楽器名は「ピアノフォルテ」つまり小さい音(p)も大きい音(f)も出せますよ、の意味。それにしても今回、ぼけっとしていた為か、ちっこいボイスレコーダーを、蓋をあけたグランドピアノのめっちゃ傍に置いてしまいました。それにより、思いっきり音が金属化。もともと、過酷なバッハ弾きだった私の出す音は、普通に弾いていても厚みがあり大きくなりがちな為、今後は、距離を置くことにします。
3)バッハを弾きすぎた代償
→バッハを弾くことは決して悪いことではなく、むしろいいことづくめなのですが、その昔、自分に過酷なメニューを課していた時期があります。バッハの「インベンションとシンフォニア」15曲×2=合計30曲。これを2~3セット、週に2~3回は弾いておりました。ひどい時は、もう一日中ずっとバッハを弾いてました。はっきりいって、弾きすぎです。
→バッハを弾きすぎるとどうなるか。10本の指が独立していきます。これは良い面です。弾き過ぎで悪い面は、バロック音楽と、現代曲以外の曲を弾いている時、音をロココ調?といいますか、柔らかい、絹のような音を出さないといけないのに、思わず、音がついついゴシック建築のごとく、ゴッツくなってしまいます。最近はあまり弾かなくなったものの、私はかなりのバッハ弾きな腕をしているため、気を抜くと、何を弾いてもゴシック建築になってしまう危険があります(^。^;気をつけねば。
4)音を足してから徐々に引いていく
→革命を練習している時は、ついつい慣れないことをしていて弾きにくい為か、とにかく右手の小指(一番高い音)を出そうと懸命になっており、音量大きめでお届けしております。しかしこれは計算です。まだ弾けてもいないのに、音を小さくすることは出来ないからです。
→音量に関しては、音をピアノ(p)で弾くのが一番難しいと思います。なので、いきなりその難しさに到達しようとすると、もともと弾けてもいない曲だとなおさら難易度が上がってしまいますので、最初は「音を足し気味に」弾きます。そうでなくても過酷なバッハ弾き練習で鍛えてしまっている指なので、音量が出てしまうのですが・・・
5)とにかく、通す!
→完璧に弾けてると思ってなくても、途中経過でも、とにかく指定速度に近い速度で弾き切ってしまうことも大事とされています。ゆっくり弾いていると、「木を見て、森を見ない」状態になってしまうのです。難所を弾くネタとしてムービーにしたけれど、音楽全体の流れも同時に体に叩き込むつもりで、何が何でも通して弾いてみております。今回はその音声を使いました。難所克服ムービーと同じ日の録音です。
6)ダメ出しも大事だが、自画自賛もして置きます(笑)
→アマチュアなのに、音大出てもいないのに、週に1~2回、数時間しか弾いてないのに、よくやった!自分!と褒めてあげることにします。ダメ出しは大の得意ですが、自分を褒めるのは勇気がいります。しかし、モチベーションを高めるために、自分を少しでも鼓舞すべく、あまり躊躇せずムービーにしていきたいと思います。
とにかく通す!
返信削除ひょっとして自分はこれだけですべての曲を弾いているのかもしれないと思ってしまいました(笑)
ピアノの音の録音は本当に難しいと思います。たとえ録音状態が悪くても、youtubeでも、十分思いは伝わると自分は思っていますが、(いくら録音状態が良くても伝わってこない演奏もありますよね)現実問題としては、生の音と録音された音とのあまりの違いに結構びっくりですよね・・・
バッハを弾き過ぎた代償の分析、おもしろいです...
これからもっと自画自賛していってください(笑)
>ピアノトオトさん。このような動画を見ていただきまことにありがとうございます!「通す」これこそ醍醐味といいますか…きちんとした練習も、体系的にプログラムを組んだ練習も良いのですが、やはり体力が続く限り、難ありでも無理やり通す!これに尽きます(^。^)
返信削除録音の怪。ホントです。最初は、顔から火が出るかと思うくらい恥ずかしかったです。しかし長年ボイスレコーダーにお世話になっているので、もう慣れましたが(^。^;
そして、バッハ演奏考。コレついても文章を書いてみたく、いろいろと考えていました。おもしろい、と思って下さって恐縮です。ショパンエチュード「10-4」というものが、
ショパンからバッハへの熱烈なオマージュ作品と考えているので、いづれ10-4も録音し、ムービーネタにしようと思っております。
最後に自画自賛のススメ。これが一番効くような気がします。楽しんで弾けていればそれだけで自賛の嵐です♪私の革命はまだまだむちゃくちゃ感がありますが、自分ではけっこう楽しんじゃってますね。
完璧に、上手に、遜色なく、というお手本のような演奏には一生なりませんが、私なりに楽しんでみた革命を、今後もっと楽しめるようにしていきたいと思っております!
ipadではこの演奏が聴けなく、今日PCを立ち上げてアクセスしています。
返信削除はじめ聞いて驚きましたが、これは「革命」ですね。
革命の革命???ややこしくなってしまいました。
録音はこれでOKですよ。
とにかく止まることああっても、最後まで通すことはいい練習です。私もこんなのばっかりです。
ぼくはピアノ教室でiphoneを利用して録音しています。
確認できたらいいんですからね。