●脳に悪い7つの習慣
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まずはじめに、記憶に関する脳「海馬」の対談本とは違って、こちらは、非常~~に中身が濃かったです。1度や2度読んだだけでは全てを把握できないくらいの情報量であるにも関わらず、本自体はとっても薄く、もう一つの対談本よりも薄いんです。
とっても分かりやすい、読みやすい文章。どれひとつとして無駄がない文章・・・脳のことより、そっちの方が参考になるくらいでした。
こちらの本も、脳トレゲームの効果にはかなり懐疑的で、脳を鍛えるには意味がないとはっきり書いてあります。しかし、私も物好きなところがあって、そう言われると是非やりたくなってしまいます(笑)。
ゲームとして面白いからやるのですが、脳トレのゲームは、他の流行りのゲームと違って、目にやさしいものが多いです。ゲームで困ってしまうのは、目がチカチカして、眼精疲労の症状が重くなってしまうことなのです。
どうも私の目が、あまりテレビゲームに適さない目らしく、体質に合わないのです・・・だから「脳トレ意味なし!」と言われても、「それでもオーケー!」と、どんどんやっていこうと思います(笑)
さて。こちらの本ざっくりと読んでみましたが、「海馬」の雑談を交えた対談本に比べると、かなり実践的な内容が多く、実際にオリンピックのスポーツ選手が活用して成績を伸ばした内容などが紹介されております。
一つ挙げてみると、それは「脳は本能に逆らえない」という性質。
脳細胞のひとつひとつには持って生れた本能があり、それを知ってた上で逆手に取った作戦で物事に取り組むと、何事も効果が上がるというもの。ほとんどがそういう内容です。
自分専用トレーナーさんが常に傍にいるわけでもない限り、自分だけの意志で進めるには、これがなかなか難しいように思います。
けれど例えば気軽にできる内容だと「姿勢を良くする」「出勤前に笑顔を作る」「嫌いのレッテルを張らない」などの何気ない作戦があります。
ふと気付くと、姿勢は崩れてくるし、嫌なことがあったら表情が暗くなってしまうし、苦手なことには否応なく嫌いのレッテルを張ってしまいます。
こういったことを自分だけの意志で、死ぬまでずっと正していくことはできるでしょうか?
そういう意味では、この本の内容は、文章こそ易しいけれど、とっても厳しい内容のように思います。
こちらの著者の方がいらっしゃる救急病院では、スタッフ全員に課しているお約束があるそうです。
「出勤前には鏡の前で最高の笑顔を作ること」
「仕事中に<疲れた><嫌だ>という否定語を絶対使わないこと」
などです。笑顔をつくると脳の働きが良くなる、という性質を逆手にとって、あえて実践するのです。
否定語を使わないルールも、否定語は脳の働きを低下させるからだそうです。これには全身全霊をもって同意してしまいました。人に言われるだけでも凹む言葉ですから、自分で発さない努力をしてみるのは当然といえば当然のことでした。
(^。^;しかしこれがなかなか難しいところです。
<笑顔作戦>などは、習慣にしてみたら意外に楽~に生活の中に溶け込み、ハマってくるかもしれません。
出勤・通学されるみなさん。朝、顔を洗ったら鏡の前でとりあえずニコッと笑ってみましょう!
または仕事中でも、もしトイレに誰もいなかったら、とりあえずニコッとすることで能率UPするかもしれませんね。
アメリカの病院に務めていた著者の方は、日本の職場の人たちの表情の暗さを指摘していました。
確かにアメリカ人って、病院だろうがどこだろうが、冗談言って笑ってる姿があちこちに見受けられそうです。いいか悪いかはさておき、アメリカのドラマをよく見ていたので、そこら辺は納得できます。
日本の職場でアッハッハと笑ってると、なにふざけてるんだ!と白い目で見られそうですが、ニコッと笑う習慣なら、寡黙な日本人でもなんとか実践していけそうですね。
今回の本は内容が濃すぎるため、少しづつレビューしていきたいと思います。
<続く!?>
おはようございます。
返信削除なるほど・・・って思ってしまう内容ですね。
このブログを読んで今日の題材が思いついたので、そちらにツラツラっと書いてみたいと思います。
「姿勢を良くする」「出勤前に笑顔を作る」「嫌いのレッテルを張らない」
返信削除ちょっと意識するだけでも何か変わりそうです。
そのちょっとでも意識を向けるというのがなかなか出来ない(忘れてる?)問題なんですが・・・(笑)
>majamさん
返信削除いつもご訪問頂きありがとうございます。ネタにしてくださって光栄です!
>ピアノトオトさん
そうなんですよね。本を読んで「よし、分かった」とその時はそのつもりになって、簡単に出来ると思いきや、なかなかどうして、自分で自分を制するのは難しいです
(^。^;