2010/03/12

校長先生のブログ&脳の本

脳の老化についていろいろブログを読んでいたところ、とある通信教育制の高等学校の、校長先生のブログを発見しました。なるほど。と思ったのでご紹介します。

若者の生き方と精神の老化
http://at-mhk.jp/principalblog/post_42.html

この中で、いろいろな老化現象を挙げて、ひとつひとつ考察していらっしゃるのですが、中でもこの記事が気になりました。

精神の老化を防ぐ その五
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_48.html

(以下、引用)

>脳鍛錬や脳力トレーニングなどに関する本は手にしないことです。
>なにかに好きになり、それに集中してみることです。
>その時でも、忘れたときはどうするかを考えておくことです。
>最後にこのブログの記事をクダラナイ、と思っていただくことです。


なるほど。と改めて思い知らされました。最後の文章がなんともいえない落ちになっております。(^。^;

脳トレのゲームなどは個人的な趣味で面白いからやっているのですが、あまりHOW TO本などに頼らず、自分の好きなことに夢中になっていれば、遅かれ早かれ鍛錬するような状況になるものだと、私も思います。

またこの校長先生は車のナンバープレート収集が趣味だそうです。

ナンバープレートを通してのアメリカの州 その一 多様性
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_81.html

アメリカのナンバープレートにはいろいろな秘密があったんですね。全然知りませんでした。

そんなに多様性があったとは初めて知りました。

こういう見聞が広い校長先生の話なら、集会などで聞いてても眠くならず、さぞかし面白いスピーチなんだろうな、と想像せずにはいられません。

また、アメリカの高校生の実態、学校のあり方などもいろいろ紹介されていて面白いです。こんな記事もありました。

アメリカの高校生 その五-修学旅行
http://www.at-mhk.jp/principalblog/post_63.html

>かって人々が貧しいときに児童生徒が遠くへ行く機会が持てなかったため、
>学校が主催して「見聞を広めさせること」が修学旅行の大きな目的とされていました
>学校は旅行などを企画するところでないのです。

アメリカには修学旅行はないそうです。日本人の民族大移動ばりの集団旅行は、きっとアメリカ人の目には奇異に見えているのですね。「日本人、まだあんなことを。」なんて思われていたりして!?

国が違えば常識も違ってくる。分かってはいるものの、日本にばかりずっといると、疑問すら持てなくなっていることが多々あるな、と改めて思いました。

まさに、校長先生の挙げていた老化現象その1「考え方が固定的になって、他の見方や意見に耳を傾けることがなくなる」に通ずるものを感じました。

人の意見に耳を傾けるどころか、そんなことになっている自分に気づくことさえできず、そのまま素通りしていることが如何に多いか。

いつの間にか、自分にとって居心地のいい世界や、興味のあることだけしか見えなくなってしまいますね。気をつけねば!

その上、最近は、”もの忘れ”が多くなってきてしまいました。

ある日こと、かなり関わっていたはずの、とある人のフルネームをド忘れしてしまったのです。(その後、必死で思い出し、次の日にやっとの思いで思い出せましたが。)

またある日は、「アレを持ってこなきゃ!」とふと思い、立ちあがって移動している途中、何か別のことをぼんやり考えてしまったのか否か、何を探しに行ったのか忘れました。

「私は何を持ってこようとして、今歩いてたんだ!?」

この時点で「私の脳は、何かトンデモナイ事態に陥っているかもしれない」と思い焦りました。

あまりのショックに、藁をもつかむ気持ちで始めた脳トレですが、脳トレに頼ることなく、好きなことも、苦手なことも進んでやっていけば、それが自然と脳トレになるのだと信じて、いろいろ取り組んでいこうと思います。

(もはやそのためのブログになってきました(((^。^;

最後に。HOW TO本に頼ってはいけないけれど、普通に生きていたら、その存在すら意識できそうもない(笑)脳そのものに興味が湧いてしまったので、改めて2冊を選んで本を読もうと思います。

●脳に悪い7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981448/

これによると、脳に悪い習慣とは、

(1)「興味がない」と物事を避けることが多い
(2)「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
(3)言われたことをコツコツやる
(4)常に効率を考えている
(5)やりたくないのに我慢して勉強する
(6)スポーツや絵などの趣味がない
(7)めったに人をほめない

の7つだそうです。常に効率考えるのが脳に良くないとは何故でしょうか?レビュー読んで欲しくなりました。

●海馬―脳は疲れない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101183147/

読み易い対談モノみたいですね。紹介記事には「『もの忘れは老化のせい』は間違い」などと書いてあって、なんだか興味そそられます。

これもレビュー読んで欲しくなっちゃいました。いずれ私もブログでレビューを書こうと思います。

3 件のコメント:

  1. これで今流行りの脳トレの本とか売れなくなりますね(笑)

    なんて冗談はさておき、かなり説得力のある話でしたね。
    もう少し読み進めてみたいと思います。

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  2. 校長先生の精神の老化現象のところを見ていますと、うちの父親がそのまんまだと言う事に気がつきました。反面教師が近くにいて良かった〜(笑)

    自分も最近、物忘れが多くなり、ながらの能力も衰えを感じます。自分が置いたものを見つけられないと言う事も多くなってきました。。。

    レビュー楽しみにしております・・

    返信削除
  3. あおみどり3/13/2010

    >majamさん
    脳トレの本の是非はともかく(^。^;見聞の広い校長先生の話はとても面白くていろいろ読んでしまいますね!

    >ピアノトオトさん
    そうです。校長先生のこの話は、他人事ではありません。

    私の両親にも関係しているし、ある意味こわ~い話だと思いました。だからといって印刷して、コレ読んでみてよ、なんて言った日には逆切れされそうですが(^。^;まずは自分を見つめ直すことから始めたいと思います。

    本はさっそく読み始めたので少しレビューしたいと思います!

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