何かひとつ自分の中でお題を挙げて、それから、突拍子もない世界が展開されるか、元に戻るまで、延々と連想される言葉を脳裏で出していくゲームが、自分のなかでけっこう昔からマイブームです。
たとえば・・・パソコンだと文字を打たないといけないので連想スピードが落ちますがちょっとやってみましょう。ポイントは、直感で、素早く、常識的で、あまり独創的過ぎない言葉を選ぶことです。
ケータイ→メール→郵便→切手→のり→文房具→ハサミ→紙→コピー→インク→黒→宇宙→太陽→地球→海→魚→釣り→船→ボート→川下り→救命胴衣→スチュワーデス→飛行機→雲→雨→傘→ビニール→プラスティック→ペットボトル→コカコーラ→アメリカン→ハンバーガー→フライドポテト→じゃがいも→畑→もぐら→ミミズ→土→マグマ→火山→富士山→登山→ザック→バッグ→OL→オフィス→会議→禁煙→ケータイロッカー・・・
おお!ケータイロッカーが出てきました!(出てきてよかった)これで、ほとんど最初の言葉に戻ってきたことになります。ケータイロッカーとは、職場にあるケータイ専用ロッカーです。なんとなく禁煙の世界観が似ていたので出てきたのでしょうか?
どんどん素早くイメージして、連想して、元に戻れるか?それとも、思いもよらない世界がどれだけ展開されるか?そのどっちかに賭ける空想ゲームです。
ノートとペンがあれば、暇つぶしにもなるし、単なる言葉にせず、人の名前に限定してみれば、それなりに苦労も出てきます。カラオケでいうところの「懐メロ縛り」みたいな縛りを設けると、だんだんスピードが落ちてきます。これを「歴史」にしただけでも、相当に頭を使うゲームに早変わりします。
なぜこんなことをしたかというと、その昔、とある友人から、お笑い芸人のダウンタウンの松本人志が昔やっていたラジオで「人の名前をカブらずにどこまで出していけるか?」というゲームをしていたらしい話を聞いたのですが、これがけっこう大変なんです・・・そして、面白いのです!
たとえばこんな感じです。複数人数でやると盛り上がりますが、とりあえず一例を挙げてみます。
「田中一郎」→「鈴木太郎」→「渡辺恵子」→「山田玲子」→「落合啓太」・・・・(注意:私の知人の名前ではありません、適当に創造した名前です)
もしここまできて、前の名前を忘れて、また「鈴木~」とか「田中~」言ってしまったら負けです。ポンポンリズムよく、考え込まず、全てにおいてカブらずに、どこまで名前を出していけるでしょう?
実在人物の名前をなるべく使わないようにします。発想力だけではなく、記憶力との勝負にもなります。カブったり、リズムが崩れて長時間「ウ~ン」となってしまったら負けです。
さすがは、ダウンタウンの松本人志!面白いゲーム考えるな~と思いました。
みよじも名前も絶対にカブらずに名前を挙げ続ける・・・それだけでも、ラジオの中では相当盛り上がっていたらしいです。それ、是非聴いてみたかった~と思いました。
実際やってみると、だんだん頭が重くなっていき、軽い吐き気を催すくらいの重労働になってきますので、是非やってみて下さい。
自分だけでやる場合は、私の場合は、最初に上げた単純な常識的言葉の連想ゲームか、友人以外で仲良くない人で知ってる人の名前をどこまで挙げていけるか、またはジャンルを設定してどこまで連想できるか、などがあります。
普段あまり使っていない記憶の中から、まさに脳の前頭前野の司令塔を使って、記憶の大海の中から釣りのごとく引っ張り上げる作業は、思っている以上にかなりの重労働。
いかに、普段、脳の中の、慣れた場所や、使い易いところしか使っていないかわかります。
「あんまり仲良くなかった知人や同級生シリーズ」で名前を挙げていく場合、如何に忘れていたか、あんなに長い間関わっていたのにフルネームを忘れてしまったショックで、しばらく落ち込んだりします・・・(それは私)。
顔は思い浮かぶのに、名前が・・・(^。^;焦ります。
ここで重要なのは、諦めずにがんばって思い出すことだそうです。一生懸命思い出していくことで、脳が刺激されリフレッシュされるそうです。
また、ド忘れ防止ゲームとしては、「食べたもの」シリーズ、今日から、昨日、おととい、と遡り、ランチや夕食に何を食べたかを挙げていくなどもいいと思います。これもかなりの重労働。
そういえば松本人志で思い出しましたが(内容の連想ですね)その昔、日曜日の早朝のすごく変な時間帯に、すごく変な10分間程度の番組をやっておりました。その名も「モーニングビッグ対談」。
松本人志も対談相手もスーツを着ていて、一見、ものすごくかしこまった対談番組なのですが、よく見てみると、それがまったくの嘘対談なのです。(笑)全部見たことがなくて、「これ何?」とず~~~っと気になっていました。
松本人志が対談ホスト、相手はモザイクがかかってますが、明らかにお笑い芸人で、とある裏の世界の職業を偽り、嘘対談しているのです。笑うことなく、ただ話しているだけなのに面白いなんて・・・すごいです。
調べても、DVDが発売されていませんでした・・・けっこう昔なのですが、今後も発売される予定がなさそうです。(・・・残念過ぎます・・・)
松本人志いわく、この番組は、一見まじめである、ということと、決して笑ってはいけない、ということ(とはいえ相当笑いをこらえていますが)、また、日曜日の、しかもものすごい早朝にやっている、というトリプル効果が、さらに面白さを助長させているのだとか。
だから、DVDで見ても意味がないのでしょうか!?YOUTUBEにあったものの、パソコンとNET環境がないと見れないというのが嫌なので、是非ともDVD化していただきたいものです。
「一見まじめ」なお笑いってどうしてこんなに面白くなっちゃうんでしょう。下手すると、本当の対談番組だと思ってまじめに見ちゃう人が出てくるかもしれない雰囲気なんです。対談内容は、思いっきり嘘だらけなのにもかかわらず。(笑)
ある意味、「とある世界観」に対する「インタラクティブな連想ゲーム」的な楽しさのある番組でした。相互に作用しあって、想像が逐一変化していき、話している方に突然矛盾が生じてきます(笑)そこで一瞬、「フワッ」となったところに変な笑いが生まれたりするのです。
とにかく面白かったです。この番組。ただ、二人で、かしこまって話をしているだけなのに・・・。興味のある方は検索して見てみてください。「モーニングビッグ対談」です。
それで思い出しました(また連想です)好きな番組でDVDがなかなか出なかった作品で、NHKで昔やっていた5分間番組、「ポペティ」があります。なんでもない日常的なモノを使った人形劇です。
http://www3.nhk.or.jp/anime/archives/popeti_index.html
これは、律儀に毎回DVDに録っていたある方が、DVDを焼いて下さって見せてくれたのですが、やはりちゃんとしたDVDで見たくて、ず~~っと心待ちにしていたものです。
これはやっとDVD化されたので、興味のある方は是非購入してご覧になってみて下さい。
人形の動きが、半端なくリアルです。小さなおじさんの人形が、素晴らしいまでに生き生きと動くそのさま、またお金があまりかかっていないと思われる、日常的な道具をつかったセット。
どれをとってみても、「すごい。」としか言いようがありません。
連想ゲーム、言葉遊び、モーニングビッグ対談、ポペティ・・・・。
どれも地味で、そんなにお金をかけていない遊びですが、発想の良さと面白さにかけては、どんなにお金をかけた映画と比べても引けをとらないレベルだと思います。
また、私も、ついついそういうアンテナを張ってしまっているせいで、意図してなくてもよくこういうものと出会ってしまうんです。嬉しい誤算ですね。
連想ゲーム、人名挙げ遊び。みなさんも、お友達やご家族と、一度やってみてはいかがでしょう?盛り上がること間違いなしです。
しかし、連想ゲームもやり過ぎると、変なところに弊害が。
それは、人と話をしている時、ひょんなことから連想してしまって、話があさっての方向に行きそうになるのです・・・「あ、それで思い出したんだけど・・・」と、脱線してしまいがちなので、これには重々気をつけたいと思います。
(^。^;連想も、ほどほどに。
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