嵐の自己BESTCDを聴きながら、レオナルドの文章書くってなんか面白い(笑)
何を隠そう、隠してないけど、相当昔からレオナルドダビンチが大好きだ。
もし、好きな歴史人物はだれですか?と質問されたら、彼だけじゃないけど迷わず筆頭にあげたい、それがレオナルドさんです。
彼の生きた時代、みんなが眠っていた中でただ一人、目を覚ましていた人物、といわれるのも頷けます。またそんな風に言われてしまう彼が、そんな風に言われることでさらに好きになってしまってました。
「ただひとり、目を覚ましていた」→うわ、かっけー!レオナルド!
というわけです(笑)実はこの辺は軽いノリでしたが、彼の好きなところを文章にして、好きなことを語ることでストレス解消開始~。
レオナルドLOVE!になったきっかけは、モナリザとか、有名な絵画ではなくて、彼の書いたとされる手記を読んだことです。
<参考web>
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記
文庫本だと、上下で2冊出ています。好きな本は?と言われたらこの本も挙げたい。
なにより面白いのが、「解剖」の章で、私は昔、これを血眼になって読んでしまいました。文学部卒だし、もともと医学生でもないのに興味があった分野だったのと、レオナルドの並々ならぬ肉体解剖への情熱に、時代を超えてノックアウトされてしまったのです。
そうです。彼の何が好きかって。並々ならぬ探究心とその情熱なのです。
私は幽霊とかUFOとか全然まったく金輪際信じないけれど、科学至上主義は嫌いで、古代文明とか、今話題にしているレオナルドとか不思議な人、不思議な人間の歴史、地球の歴史が大好きです。
手記を読んでみると、レオナルドは、当時はタブーだったはずの人体解剖とか、コンタクトレンズとか、カメラとか、パラシュート、ヘリコプター、自転車、戦車、今では当たり前に存在するもののいろいろな発想の原型を、当時すでに考えていたと言われているんですね。
実現するとかしないとか、売って稼ぐとか、そういうことはほぼ全く無視して、そういうことを考えたり実験したりしている彼の生活、人生にLOVEなのです。
きっと彼には時間がいくつあっても足りなかったことでしょう。
また彼の逸話話を聞きかじるのも大好き。
もし、字の読めない、習えない時代に生まれていたら、「今は昔、レオナルドといふ伊太利亜人ありけり」みたいなのでかまわないから(なんじゃそれ)口伝えでもいいから、彼についての話をず~っと聞いていたいな、なんて思うほど。
NETで読める逸話でも、テレビで視聴できるものでも、本でも雑誌でも、なんでもいいから彼の話をずっと聞いていたいです。
もうそれが楽しくて仕方ありません。下手なバラエティ番組、お笑いより面白い逸話がてんこ盛りなのです。
レオナルドの手記と逸話と絵画がある限り、私には、たとえば下手なテレビ番組から、無理やりエンターテイメントされなくても、十分自分だけで楽しい生活を送れますよ、ってくらいの面白さなのです。彼のことを考えているだけで、無人島でも楽しく生きていけそうです。
彼の並々ならぬ情熱と、面白すぎる逸話。
これが私を並々ならぬレオナルドLOVEたらしめたもののような気がします。
レオナルドといえばモナリザ、ってことで世界的には思われてるみたいだけど、私はかつてフランスに行った時、いきなりのストライキでルーブル美術館に入れず、生で見たことが一度もありません。(これには相当泣かされました・・・)
いつもあっちこっちでみかけるモナリザ。私には昔からそれはホラー映画みたいな怖い存在でした。なんか怖くないですか?あの絵。
劣化したせいで絵が黄ばんでいるのが原因だと思いますが、モナリザを見ても正直「ほんとうにすごいですね」という感想が持てませんでした。どっちかというと苦手でした。小さいころ、怖くて正視できませんでした。
私には美術的な審美眼がないのかな~と落ち込んだこともありました。
でも後々調べてみると、モナリザのすごさってのは別のところにあったんですね。それは彼の絵の描き方、手法にあったようです。
要するに、カメラを発明するかのごとく、絵画の世界でのある発明的なものがあったということで、世界遺産になっているようなんですね。
彼にとっての絵画とは、絵画職人としての賃金としての収入を得るための手段であるのと同時に、人体解剖とか科学実験のような、彼にとっての探究の対象でもあったらしいのです。
だから、彼は絵画として完成させた絵画はほとんどないとか(笑)あ、笑ってしまってすいませんレオナルドさん。
でも、絵画制作を受注してもほとんど完成しませんでした、って面白い・・・。そんなところもLOVEなわたしではありますが。
美術に素人な私にはそれ以上のことはよくわからなかったのですが・・・
さて、この話は置いておいて。
彼の面白すぎる逸話の中に、鉄の棒を素手で折り曲げて筋力を誇示した、ってのがあります(笑)。
本当かうそかってのはあまり興味がないので、真偽についてはどうこういうつもりはありません。ただ、そういう「レオナルドはこうしたああした」という逸話の中でも群を抜いて楽しかったので挙げてみました。
今なら、スポーツジムとか、いろいろなもので筋力を誇示するってのはアリだと思いますが、ああいう時代に、なぜそこまでムキになって鉄棒曲げるかな~と。
そういう話を、文字の読めない人が多かった時代に、
「へぇ~。なんだかようわからんけんども、すんごいひともいたもんだべな~」
と田舎っぺみたいな恰好して聞いていたいな、って感じです。
もし男に生まれ変われて、タイムスリップできるなら、迷わずレオナルドの絵画工房の助手に紛れ込んで、彼のお傍にいたいです。彼はイケメン好きだったそうだから、外見で却下されたらショックだなぁとつまらない想像をしてしまいますが(笑)
そして、江戸時代の日本に行って、「今は昔・・・」と語り部みたいに彼のあり様を言葉だけでみんなに話してみたい。
青っぱな垂らした子供や、ポケ~っとしたおばぁちゃん、商人のおにぃちゃん相手にお話ししてみたい。
それで
「なんかよぅわからんけども~、その、れおなるど、だ、びんちゃ~ってお人は、とどのつまり、なんなんだっぺや?なんの仕事さしてたっぺか?」
「人としてできることは全部やりたかった、それがレオナルドさ」
としか言いようがありません。男だったので、どんなにがんばってもできないことといったら出産くらいでしょう。
彼のことだから、もし結婚して子供がいたら、理想的な子育てについての研究、とか、子供の生態についても探究し、心理学分野を切り開いていた可能性も高いですね。
今の時代、いろいろな分野で分業制で成り立っている世の中だけれど、今では当たり前になってしまった頭脳面の分業制度を、彼は、誰にも頼まれてもいないのに一手に引き受けているかのような勢いです。
頼まれていたのは職人としての絵画制作、なぜか音楽家として存在していた時期があったりとか、建築や軍術の面で国に貢献することなどで、勝手な人体解剖などはバレたら死刑になるほどのタブーだったはず。
だからこそ、彼の手記の中で「解剖」の章を読むことがなにより一番刺激的で好きなのかもしれません。
この脳味噌の忙しさは半端ないですね。時間がいくつあっても足りないネ。
何百万年もの人間の歴史の中でただひとり、目を覚ましているのは、いまだにレオナルドだけなのかもしれない、と思います。
ここで、テレビのミステリー系番組に流れるようなBGMが流れます(笑)不思議すぎます、レオナルド。
このよくわからなさも、レオナルドLOVEの原因かもしれません。
そして加えて、レオナルドは、かつてのイタリアからは冷たくされ、フランスに愛されており、最後まで納得いかなかったモナリザの絵などを手放さず、おフランスで裕福な環境中没したというのも、好きなところです。(私個人的にフランスLOVEなので・・・)
よかったね、レオナルド。ふっかふかのベッドの上で永遠の眠りにつけることができて・・・。
実際、レオナルドは戦争においては、戦術、軍的発明の活躍もあったというけれど、宗教一辺倒だった当時の時代を考えると、当時の時代の国王の先見の明と審美眼は大したものだと思いました。
そういう時代も含めての彼の存在ひっくるめて、レオナルドLOVEなのです。
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