2010/02/20

四字熟語イリュージョン

汗牛充棟

かんぎゅうじゅうとう。と読むらしいです。

本が多すぎて、牛が運ぶにも汗をかくほど、家に積めば棟まで届くほど、という意味で、蔵書が多いことのたとえらしいです。

汗牛、という2文字を見ただけでも、のんびりとした田舎の光景が目に浮かぶようです。

四字熟語は起源が古いためか、世界観にも歴史を感じますね。


今なら、本が多いっていうだけなら、単純に「多いですね」としか思わなくなってしまいましたが、昔の人はそれをポエムにしたわけです。

「牛も汗をかくほどだ。」

車社会の現代人には想像もできない世界です。

花鳥風月、酒池肉林。たった4文字だけなのに、何億もかけたかのような映画の世界が目に浮かぶようです。

汗牛充棟。

なんで本にまつわる言葉になったのか不明です・・・

私も、牛が汗をかくほど、というか、パソコンが熱を持つほどの文章をたくさん書いてみたいものです。そこで現代四字熟語を考えてみました。

機熱凄傷(きねつせいしょう)

機械も熱で痛むほどすごい傷を負う、という意味です(笑)その昔、機械の使い過ぎによる機械熱で、心も仕事も凄い傷をおってしまったのが起源だそうです。転じて、仕事が大変すぎて心にも傷を負ってしまう意味も含みます。

<使用例>
仕事のしすぎでパソコンが壊れたって!?機熱凄傷の至りですな。

ん~「汗牛充棟」ほどのイリュージョン的なセンスがありませんね。ただ状況を4文字にしただけです。もっと情景が浮かぶようなポエムでないといけません。失敗です。

むしろ、機械(K)も壊(K)れて心(ココ)も折れる(オレ)?略して「KKココオレ」?
※注:「ココオレ」はギャル語が起源で実存する言葉です。

アルファベットとカタカナで構成したほうが今っぽい。

最強人物Aさん・その2

最初に「最強人物Aさん」について書いた時、何がどう具体的に最強なのか、例となるエピソードを挙げていました。けれど結局、投稿する際に、具体例は削除してしまいました。

なぜかというと、具体例を書き出すと、一冊の本になってしまう量になりそうだったからです(笑)

加えて、気をつけないと単なる愚痴にもなりやすく、書いている方も読んでいる方も不快になるものです。

それでいったんは削除してしまったけれど、今回はちょこっと例を紹介しながら、最強人物さんを例にして考えた、コミュニケーション上役に立つ方法を書きたいと思います。(笑)

完璧な人間なんてほとんど誰もいないと思います。


自分だって不完全すぎる人間です。

もし自分が「完璧だ」と思っていたら、その人に現状以上の成長はないと思います。

誰だって得手不得手があるものだし、仙人レベル(?)になれる人はごく少数。

だからといって、仙人と友達になりたい人はそうはいないと思います。

魅力があれば好きになるし、欠点も長所でカバーしていくのが人間らしいと思います。

あいつは、ああいう駄目なところがあるけど、こんないい面もあっていいやつだ、みたいなことです。

そんな中で、一緒にいて自分の為になる人、楽しい人、気楽な人、面白い人を自然とチョイスしているものだと思うのです。類は友を呼ぶように。

最強人物Aさんには、結果論としてはとても自分の為になりましたが、一緒にいても楽しくない、気楽でない、面白くない、ダメなところばかりが目について、いいところを探そうと思ってもなかなか探せない、というないないづくしな気分になってしまった結果、残念ながら、ついに「苦手な人」になってしまった訳です。

仕事上ではどんなに苦手でも付き合わないといけません。だから普通は、気を使って生きている人が多いのです。

気を遣いすぎて逆にぎくしゃくしてしまうのも問題ですが、世の中には、不思議と「全く気を使わない人」がいるのです。

気を使った結果、一番楽な事なかれ主義に陥っても、人としては冷たく、人間的な魅力も薄くてどうかな?と思いますが、全く気を使わない人は、人には自分に対して最大限の気を遣わせているのが現状です。

けれど、100発100中、言いたいことをそのまま気を使わずに言って生きている人は、人が言いたいことを言えば必ず反論してきます。

「うん、そうだね」と相槌すら打てないのです。

必ずといっていいほど「だって」「でも」「違う」と否定形で応対してきます。

ここである会話を例として挙げてみようと思います。

私「曇ってますね」→Aさん「でも午後からは晴れるらしいよ」

こんな何気ない会話ですが、Aさんの会話の特徴としては必ず、最初に否定形を持ってくる、という法則がありました。

もし私なら、「曇ってますね」と言われたら「そうだね」とまず肯定します。

実際に今時点で曇ってるわけなのですから。その上で「ただ、天気予報見たら、午後からは晴れるみたいだね!」と持っていきます。

Aさんはまず人の言うことを一発目に否定することでしか会話ができない人でした。

話しかけても、ほとんど「いや、~」「でも、~」「違う、~」で応対されるわけです。これが朝から晩まで続いていると、その人に話しかけることが怖くなってくるくらいです。

私はこのAさんの特徴を早くから察知していたので、いつも、話しかける際には気を使っていました。

否定できないような話を振ってみても、内容を否定するわけじゃないけれど「いや、」とまず言ったあと、無言になったりしていました。

無言です・・・・。絶対に「そうだね」って言えない人なのです(笑)

Aさんにとっては「いや、」と、まず一声が出てしまうのは、どうも癖みたいでした。けれど、内容的に否定できることではなかったので、無言になってしまうというわけです。

けれどAさんの批判はもとより、自分自身への言い聞かせ、として、人の言うことはまず肯定すること(または一旦受け入れること)が、コミュニケーションを円滑にする方法だと思うに至りました。

自分だって無意識にAさんみたいになっているかもしれません。

ですから、自分に対しては、絶対に慢心しないのが一番です。もしやってしまったな、と思ったらすぐに自分に気づけるかどうかがポイントでしょうか?

神経質にならない程度に気にしていると、職場のコミュニケーションがうまくなってくると思います。

会話はキャッチボールだ、と昔から聞いてはいましたが、会話のボールを投げたら、まずは一旦キャッチしないと次のボールは投げれません。

間違ってもいきなりバットで打ち返して、相手の体に当たってしまうようなことをしてはいけないな、と思います。

野球のキャッチボールをイメージしていると、自然と自分の気持ちも優しくなってくるものですね。相手が取りやすいようなボールを投げようとするからです。

YESマンになれというわけではなく、否定する前にまずは受け入れる。これが大事だと痛感します。

どんな何気ない日常会話でも、人の言うことに対し、いきなり無意識に否定形の言葉で返していないかどうか、自分を常にチェックしてみることをお勧めします。

このAさんの、今となっては笑える話、として小説風に書いてみようかと思いましたが、常に人の言うことを否定する会話って、なかなか続かなくて断念しました(^。^;

でもいつか、Aさんと私の会話と題してネタとして書いてみたいな、とひそかに思っています。これって悪ノリ?私も性格悪いですね。

(つづく!?)

2010/02/19

最強人物Aさん

今まで、学校や職場などでいろんな人と接してきましたが、その中で、いい意味でも悪い意味でも最強な人と出会ったことがあります。

その人をネタにすると、1日くらい寝ないで語っていられるくらいの最強人物です。

実際、19時始まりの飲み会の1次会、2次会を経て、人のうちで3次会くらいに突入したあと、朝の8時くらいまでずっと語ったことがあるくらいなのです。(笑)

最強人物Aさん。


会社辞めようと決意した途端の異動で、自然とAさんとの関係を断つことができました。しかし、さらに完全に断ち切るにもいろいろな苦労がありました。

数年間なぜ頑張れたかというと、


・すぐにキレる性格ではなかった(=ある程度の感情コントロールが出来た)
・一晩眠るとかなりの部分がリセットされてしまう性格だった(呑気過ぎた)
・ひとえに仕事が忙しくゆっくり考える時間もなかった
・早く仕事覚えてチャキチャキ動きたかった
・快く仕事するにはAさんと仲良くしないといけなかった
・話を分かってくれる先輩たちがいた(飲み会でこっそり相談していた)


などが理由として挙げられます。はじめのうちは、仕事の欲求の前にはAさんとの苦悩も霞んでいたのですが、年数を経るにつれ、だんだん耐えられなくなっていったような記憶があります。

普通は、苦手な人がいれば、仕事上は仕方ない付き合いだから我慢するだけで、プライベートやお昼時間、休憩時間にまでずっと関わってくるということはないと思います。むしろ避けると思います。

とにかく最強人物Aさんと過ごした日々は、私をいろいろな意味で成長させてくれました。

自分を殺すのはよくないことですが、状況によっては自分を一歩手前に引いたり、感情を殺すことも必要な時が多々あると思います。

また苦手な人がいても、その人を完全に無視するのではなく、あえて接して反面教師にするという手もあります。

自分は絶対こうなってはいけないぞ」と言い聞かせるのです。

自分の成長を目標にするなら、是非、みなさんも、苦手な人と一生懸命(笑)付き合ってみてください。

脳開発などに携わっている人の本を読むと「嫌いな人とランチを食べる」のがいいと書いてありました。嫌いな人と話をする時、脳味噌がものすごく働くらしいです(笑)

「何を、どうやって話さないといけないか?」

と、始終考えないといけないからだそうですが、そういう意味では、リラックスこそできないけれど、常にサプライズと接する感じなので、脳みそが鍛えられまくりなことは確かです。

Aさんとの日々の中、よく「おでこ」がカッカしてました。冷えピタを年中おでこに貼ってました(笑)きっとこれは、感情をコントロールする前頭葉が鍛えられていたのだと思われます。そういえば最近、夏でも冷ピタ貼ってないなぁ。

また、辛い3年の間、あまりの辛さから、ウォーキングや旅行、いろいろな趣味に目覚めて、プライベートの時間は、時間がいくらあってもたりないくらい充実していました。今思うと異常に旅行ばっかりしていました。一種の逃避だったのかもしれません。

今は、むしろ趣味減らしたいとか思っているっていうのに・・・。

また、収穫としては、同じくAさんが苦手なとある先輩達と親しくなることが出来たり(笑)、ウォーキングの趣味は、その後の山登りへと発展していったため、Aさんが私を山へ導いてくれたのかもしれないと、今でもしみじみ思います(笑)

この映海山pのブログがあるのも、実は最強人物Aさんのおかげかもしれません!?

辛い日々の中、枯れ木などの火を焚くための燃料みたいなものが、自分のなかにたくさん蓄積されてしまい、いざ火を焚こうものなら、いつまでも燃え続けてしまうような、そんな気持ちで、いろいろなことに没頭しちゃったのかもしれません。

Aさんとの日々は、悪いことだけではなかったのです。(と思いたい!)

きっと悪いこと以上に、いいことに恵まれたのだと思います。(に違いない!)

嫌いなこと、苦手なこと、嫌いな人、苦手な人。

そういうものを一切自分に寄せ付けないより、一度風邪を引いて免疫力をつけるように、自分にあえて苦手異分子型インフルエンザ注射をしてみてはいかがでしょう?

数年後に、思わぬ収穫があるかもしれません。

部首は魔物

魔女、魔法、メロンパン大魔王。それは私・・・。(笑)メロンパン大好きなあおみどりです。

単に合格だけしたい人、早急に履歴書に書きたい人とかには、部首問題は「捨て」問題かなぁと思いますが、自分の場合、あえて脳トレのために部首に取り組んで、はや数日。

脳を鍛えるには「サプライズ」感、「慣れていない」感、「苦手」感、「知らないことを知る」などの感覚を刺激するといいらしいのです。

知らない町に行って、知らない人とのコミュニケーション、知らない市町村名に出会うだけでも、脳が活性化されるとか。

何事も、マンネリ化は脳の退化に向かって一直線だとか。そういうわけで、今日の部首、まいりまーす。


さて「魔」の話ですが、怪しくも魅惑的なこの漢字の部首はなんと「」。

てっきり、「広」「庶」「庭」とかと一緒の「まだれ(麻垂れ)」かな~と思ったのに~。

魅力の「魅」の部首は「鬼」で分かりやすいけど。「魔」の場合は、知らないと「まだれ」と回答しちゃいそう。

満点への道を閉ざす恐るべき問題、部首・・・。

調べてみたら、偏(へん)や旁(つくり)の部首は、その漢字を2つ3つに分断した際に、より漢字の意味が強い方を部首としているらしいです。

ポイントは漢字を、おおまかに分解することですね。

「魔」の場合は、まだれ「麻」と、「鬼」に分かれ、意味合い的に鬼としての分類になるから、まだれではなく、鬼つくり、となるようです。

そういう意味で、畜産の「」も、部首は上の「なべぶた」ではなく下にある「」の旁(つくり)になるようです。

「畜」の字は「玄」と「田」に分類され、「田」=畑仕事の意味合いが強いから?部首って魔物だなぁ。

ちなみに、「魔」も「畜」も3級の問題でした。3級は「中学2年修了までに習う漢字」を扱っているとか。

しかも常用漢字でなければいけません。

社会人になると、「廃止」の「廃」は「まだれ」だけ書いたり、回るは「廻る」とかシャレた漢字、略字を書くことが増えてて、余計な漢字の知識が邪魔しそうで怖いです。

また、お習字のように「止め」「ハネ」を意識した書きとりをしないと減点の対象になるとか

頭の中を中学生にして(笑)純粋な漢字の世界に没頭しないと満点は難しそう。

漢字だけの問題をまんべんなく作ろうと思ったら仕方ないこととはいえ、日常生活には全く関係ない部首の問題に、なぜかクローズアップしてしまいました。

「んなもん知るかっ!」と思いつつ、いろいろ調べて見ると「漢字の起源」に行きついたりして、文字の歴史、という意味では「へぇ~」と納得したりして。

漢字の魅力にハマってる人は世界中にいますね。

フランスに行った時は漢字がブームだったらしく、漢字のネックレス、読解不能漢字入りジャージ(笑)、デパートには意味不明の漢字スタンプがありました。

「漢字」を大発明アートととらえると魅力も増して、漢字が(部首も?)好きになりそうです。

部首の話題はこの辺で。次回はもっと「へぇ~」ポイントが高い漢字ネタがあれば挙げていこうと思います。

2010/02/18

今日の漢字「亜」


一般社会人レベルの2級といえども、ただ合格するだけではあっけない上、味気ないし、なるべくなら満点を目指したい!そういうわけで今日の部首。(今日の、といっても明日の部首があるかどうかはわかりませんが(^。^;;

さて今日の漢字は「亜」です。亜鉛、亜細亜、ガラスの仮面の姫川亜弓。けっこうポピュラーな漢字ですね。こちらの部首。



漢数字のNi 「 」 だそうです。し・・・知らなかった。

漢字自体は簡単なのに、部首と来ると、これは知らないと空白になりそうです。部首が、漢字の中で離れてますね。上下に分かれた部首があるとは驚きました。


てことはこの手の形の漢字の部首は「二」なんですね~。これでひとつ、満点への扉が開かれました。(笑)

http://www.kanjikentei.jp/list/bushubetsu/2kaku.html

こちらのサイトで調べてみたところ、「亜」以外は以下の通りでした。

漢数字の「」、相互の「」、井戸の「」、そのままですが、数字の「」。

セットで覚えておくと良さそう。

今までの人生の中で勉強してきたことから想像できる問題は良いですが、知らないと即答できない問題は要注意です。

同音・同訓異義語とか、四字熟語は「へぇ~」ってな感じで、漢検受けなくても勉強になるなぁと思うけれど、部首はマニアの世界だなぁ(笑)

脳が弱ってるから漢字検定受けてみようかな・・・ほんの気まぐれで漢字を脳トレのごとく勉強し始めてはや数日。

しかし漢字そのものではなく、とりあえずしばらくは、私の苦手とするところになりそうな、「部首」を話題になんとかブログ更新への活力を得ようかと思います。

まだまだ、満点への道(別名”漢字マニア”への道)は険しいです。

2010/02/15

漢検!

有言実行シリーズ!?

前回のブログで漢字のことをちょっと書いたら、気になって、早速漢字検定の問題集を買ってきてしまいました。いきなり1級だとやる気が失せそうなので、3級と2級買いました。準2級はすっ飛ばし・・・

そしてポケットサイズにしたのは、装丁が立派過ぎると、これまたやる気がなくなるからです。(^^;最近やる気ビタミンが減ってるので、気持ちの面で負けないように、気軽なサイズの問題集にしてみました。




パッと見、2級も3級も思うほどそんなに難しくはないですが、やはりネックは書きとりと熟語系問題です…ってほとんどそれですが(笑)

中でも、コレはちょっと厄介だぞ、とう問題が、部首を抜き出せ、なる問題。

漢字の部首を気にするなんて何年ぶり!?

たとえば、奔放の「」の部首は「」ですが「」の部首は「」だったりします。うわわわ。・・・ここでもう涙がにじんできました。これは2級の問題ですが、3級にもこういう問題が出てくるみたいです。しばらくは部首対策に特化した勉強になりそうです。

一度3級を本番同様に解いてみて自信がついたところで2級受験、もし受かったら、1級受験に向かって邁進してみようと思います。(あ!「邁進」コレ書けって言われたら書けなそう…早くも焦りが。(笑)

どうしても覚えられない漢字があれば、お習字してでも部屋に飾るとかして覚えてみます(笑)

今日の漢字はこれ!っとブログでも紹介できればいいな~と思います。(自分のために)

2010/02/14

脳力トレーナーと太陽ビタミン

気まぐれでブログを始めて3ヶ月目となり、さっそく私の中で、ブログへのやる気が喪失気味になってきてしまいました。

どちらかというと、ブログを閲覧してコメントしている方が好きなのですが、文章をかくことはもともと好きだったので、続くかな~と思いきや。さっそくブログを辞めたい気持ちに襲われてしまいました。

そこで自分なりに、いろいろと原因を探ってみました。

冬になると、日照時間が減って、太陽を浴びることが少なくなると冬季うつ病になってしまうらしいです。やたら眠くなって、やる気が起きなくなり、冬眠するかのごとく過眠がちになるんだとか。


また、パソコンを新調したら、脳力トレーナーなるソフトが付いてきていて、ためしにやってみました。単純に脳の力が衰えてきてるかな~と思ったので。

単純計算やイメージテスト(緑色で「あか」の文字が出たら「みどり」のボタンを押すってやつなどです)、どれもそんなに難しくはないけれど、ずっとやっていると、なんとなく頭が カーーーッ となってくるのが分かります。

やる気スターターみたいなものがカチンと起動するかのような気分になりました。

また、手書きで文章を書くのと、キーボードで文章書くのと、ケータイで文字を打つのとでも脳の働きがだいぶ違うみたいです。

一番脳にいいのは手書きで書くこと。ケータイで文字を打つときはほとんど脳が働いていないらしい。やばいですね~っ。

とある会社では、漢字検定を受けさせているとか。いいなぁ、それ。私もやってみようかなという気になってきました。

小学生のころはお習字に通っていたのですが、その頃がいまでも懐かしくて、数年前まではお正月に冗談書き初めをしていらくらいです。たとえば「牛乳」とか、わざわざ書初めしたりして(笑)書いてすぐ捨てましたが・・・。

普段はなんでもない言葉をお習字で書くと、意外にツボにはまり楽しい気分になります。

また、冬季うつ病を防ぐのにもっとも効果的なのが、太陽光線を浴びることらしいです。太陽は体にとっても、心にとっても万能薬だとか。太陽ビタミンという言葉もあるみたいです。

ということで、最近ど~も血圧が下がり気味で眠いから、勝手な自己判断で、ホウレンソウとかサプリで鉄分とっていたけれど、気分がすぐれず。

しかし!そういえば太陽光線をあんまり浴びてなかったなぁ~と思い、太陽に浴びるべくサイクリングをして、パソコンに入ってた脳力トレーナーもやってみたら、なんとなくやる気が出てきました!

冬は意識して太陽光線を浴びるようにしましょう!

あと辛くない計算問題や、難しすぎない漢字を手で書きながら勉強したりして、脳にとって気持ちのいいトレーニングをしましょう!

・・・っと自分で自分にいいきかせ~の巻きでした(^。^;

もうちょっとブログ続けましょ。

2010/02/11

超簡単クッキング~バジルチャーハン

突然ですが。速い・簡単・おいしいの3拍子揃った、簡素チャーハンの作り方を伝授いたします。

とにかくゆっくりできない時。そしてお冷ご飯があった時。とりあえずエネルギー源としてチャーハン作ってみてください。3分クッキングです。

速く作るため、あらかじめバッチリ用意しておくものは以下の通り。


<用意しておくもの>
・フライパン…普通のものでOK
・お皿…一人分、チャーハン盛り付けられる大きさ
・スプーン…ちょっと大きめのがベストですが普通のでもOK
・たまご…鶏の卵1個
・塩、こしょう、バジル…バジルがなければ買っておいて下さい。
・スパゲッティ用ガーリックオイルソース…コレ。なければ購入してね。
http://item.rakuten.co.jp/takenokous/10001679/
・オリーブオイル…炒める為のオイルに。なければ普通のサラダ油で。
・しょうゆ…隠し味的にちょっとだけ使います。

<作り方>~あおみどりの場合~


端的に言えば、ご飯を炒めて、卵入れて、上記調味料で味付けするだけですが、あおみどり的に作り方を詳細に記したいと思います。


0.下準備として、お冷ご飯は、ラップかけて電子レンジで1分チン。(炊きたてで温かいなら必要はありません)


1.フライパンを熱します。中火~強火のい真ん中くらい。


2.オリーブオイルを入れます。適当に。ちょい気持ち多めかな?


3.卵をフライパンのフチで割って、そのまま入れます。殻は△コーナーへ。目玉焼き状態になったままでいいので、そのまま、上からしょうゆを適当に垂らします。隠し味です。


4.しょうゆ入れるとハネるので、すぐさま上から、そのままチンしたご飯を入れます。


5.食べる時に使うスプーンで、そのままご飯をかき混ぜます。炒めるっていうより、石焼ビビンバの要領で、軽ーく混ぜ合わせる感じです。


6.塩、こしょうを入れます。適度に。しょっぱくならないように注意。


7.スパゲッティ用ガーリックオイルソースを入れます。グルグルっと1回転半くらい。

8.火を止めて、あとはフライパンの余熱で、まんべんなく混ぜます。


9.バジルをちょっと大目に振りかけます。さらに余熱で混ぜ合わせます。


10.用意したお皿に盛り付けます。<出来上がり>

お好みで、福神漬けとか、付け合わせの漬物なんか添えると、日本人好みの味わいが楽しめます。基本イタリアン味ですが。

この作り方の良い点。

スプーンをそのまま利用して、石焼ビビンバの要領で作れること。洗い物が少なくて済みます。洗うのは食べるときのお皿とスプーンだけ。

お冷ご飯を、冷たいところから必死で炒めると時間がかかるので、光熱費削減にもなります。あったかいご飯なら、すぐに混ぜ合わさるので。

決め手は、オリーブオイル、ガーリックオイルソース、バジルです。

あんまりフライパンの中で、スプーンをガツガツさせないようにしましょう。軽く混ぜてるだけの感覚でやれば十分です。石焼きビビンバの要領を忘れずに。

私はいつも、時間がないときは、これをささっと3分くらいで作って食べます。1分レンジでチン、1~2分混ぜ混ぜするだけなので。

特に具がなくても、卵とバジルだけでもけっこう美味しいです。コンソメスープなんかと一緒に食べると、尚GOOD。

基本的に、具だくさんなものがあまり好きじゃなくて、こんなのを作ってますが、具だくさんがお好きなら、冷凍ベジタブルミックスなども炒めて入れたら、カラフルで見栄えもいいですね。

あくまで、速い・簡単・おいしい・洗い物少ない、にこだわったレシピです。

2010/02/09

ヘッドランプは優れもの!

いきなりの写真ですが・・・
これは富士山など高い山などに登った時、早朝のご来光を見たい場合には真夜中の登山をするのに必須アイテムなヘッドランプです。

ピンキリですが、スポーツオーソリティで買ったコレは1500円以内で買えたような記憶があります。

私の持っているものはコレです。LEDタイプで電池長持ち。Amazonでも安く手に入ったんですね~。

種類もいろいろあると思われますが、登山用品だと基本、防水加工されており、軽量化&小型化競争に拍車かかってるので、よりおすすめ出来ます。

ピンキリなので、登山用ヘッドランプ売り場で自分なりに吟味してみるのもよいでしょう。

それを防水性スタッフバッグにいれておくようにします。登山用品は命にかかわることが前提。機能性、防水性、縫製などがしっかりしている為、100均で失敗するよりちゃんとしたものを持っていたほうが良いです。


こういう袋は登山用品店に行けば必ず売っています。普通のビニール袋には通気性がなく蒸れるのでおすすめしません。登山用がベスト巾着だと思います。

なぜ防水性の袋に入れるかというと、登山では持ち物に防水対策を施すのが必須だからです。雨に降られてもヘッドランプみたいな機械が壊れて使えなくならないように、また着る洋服が濡れないためなどに、持ち物全てに防水対策を施すのです。

雨などで体や荷物が濡れることは命取りになる危険があるからです。

まぁ、巾着袋などの話はまた今度に致しましょう。

富士山で初めて使ったのですが、これが意外に日常生活にも役に立つので、ご紹介いたします。

まず、ライトですので、光を照らします。思った以上に光ります。当然電池が必要になります。

ヘッドランプなので頭に装着可能ですが、頭につけなくても、単に非常用ライトとして使用できます。私は普段もカバンに入れて持ち歩いていますし、寝るときは、いつも枕元に置いて寝ます(笑)

登山を始めるようになってから、生活習慣も若干変わってしまいました。

1泊2日の登山中などでは山小屋に泊まるのですが、その際、小さく折りたためて、広げれば立派に背負えるセカンドザック(これも便利グッズの一つです)か、音のしないビニール製の袋などに、必要最低限のものを入れて仮眠します。

(音のするビニール袋をカシャカシャやると、山小屋では密集して寝てるため周りに迷惑がかかるからです)

ヘッドランプはもちろん、ミネラルウォーター、貴重品、などなど。常に枕元に置いておくのですが、それがある意味クセになってしまって、普段もイザという時のために持ち出せる最低限グッズとともに、枕元に非常用グッズを置いて寝ております。(笑)

大体、普通の登山に必要なものはすべて揃えてしまったので、積雪期でない時期の富士登山に突然行こうと思ったら、食糧品以外はすぐに用意できてしまうまでになりました。(成長したなぁ・・・自分)

登山グッズというのは、非常用グッズにも似たグッズが多いので、普通家庭でも大いに役に立つことが多いです。

今回のヘッドランプ。これは優れものですよ~。かなり明るいです。照明のひかりかた、照明の色も2種類あったり、点滅機能もあったりします。一家、いや、1人に1個もっててもいいんじゃないか?と思えるくらいのシロモノです。

山以外に役に立った例を挙げましょう。

夜、車の中で、モノを落っことしてしまった時。すかさずランプをかざしまくって、見つからないストレスとは無縁でした。

ヘッドランプの光方も尋常じゃないくらい明るいので、けっこうすぐに見つかるものです。

家の中で、洗面所でうっかりコンタクトレンズを落っことしてしまいました。しかも、私はハードレンズだったので、ソフトと違って飛びやすく、大きさも小さめです。

慎重に身辺を見渡し、自分の体にもないことを確認してから、すかさず枕元にあったヘッドランプを持ち出し、泣くしたであろう場所を照らしました。

するとものの見事に、ピカーン!・・・とレンズの方からこっちを向いてくれました(笑)やっほ~ここだよ~」ってなノリで、ストレスなく探すことができました。コレ、マジ、本当。

あとはベタに、停電時。ヘッドに装着して両手は自由。みんながうろたえている時でも一人で快適スローライフを送れました。

両手が空くって、けっこうストレスフリーで快適なのです。懐中電灯を手に持つと、非常時は特に片手がふさがってしまうストレスが半端じゃありません。このことは一度経験すれば分かります。

また、自転車に乗って出かけたとき。すっかり遅くなってしまって、自転車のライトだけでは前が見えず不安でした。でもヘッドランプには頭にはめるためのゴムがついているので、うまい具合に前を照らせるように自転車に装着。

白ランプの煌煌とした明るさと、赤ランプの点滅機能を使って自己主張(いま運転してるのは私ですよ~自転車野郎通りますですよ~という主張)しながら、暗闇の中でも安心して帰途に就くことができました。

車を運転する人にはわかると思いますが、暗闇の中の自転車ってすっごく怖いんです。

着ている服も黒っぽかったりすると、あわや大惨事も人ごとじゃありません。自転車ほど、交通ルール無視して斜め横切りするものもありませんので、真っ暗闇のなか運転する際は、ランプをもう一つ取り付けるか、白っぽいものを装着して下さい!!(切なる願い)

さて。ヘッドランプの最大の魅力とは。誰でも心の奥底にいつも潜んでいると思われる、暗闇に対する精神的な不安をも取り除いてくれることです。

そして、小さい・オシャレ・軽い・お気軽な感じ、などがなんとも言えません。私の持ってるものもほんとに軽くて、携帯にストレスありません。


明るいっていいな。


単純にそんな気持ちにさせてくれます。1500円程度で手に入る絶大な安心感です。

暗いって不便です。暗闇って怖いです。状況によっては涙チョチョギレます。

実際、中央アルプスの標高2500m以上ある山の上で、計らずもすっかり太陽が沈んでしまい、月明かりだけの真っ暗闇のなか、標高3000m近い場所にある山頂の山小屋を目指した経験があります。

幸い天気が良かったことと、ヘッドランプのおかげで転びもせず、迷わず着きましたが、山小屋の主に 「一歩間違えば遭難してたよ」  なんて言われてしまったことが・・・。

特に山登りは、時間的に計画通りにいかないことも計算して、いろいろなリスクを想定したうえで装備品を揃えたほうがいいなって実感しました。


もし夜中に地震が起こったら?停電になったら?


そんな時にもし、枕元にヘッドランプがあったなら。

砂漠にあるオアシス的効果と安心感が絶大過ぎて、想像以上に感動してしまうこと請け合いです。

また、冒険が好きな私の場合、ランプを頭に装着するっていう行為自体にワクワク感があって、単純に懐中電灯より好きだったりして。

山登り始めてから、余計大事に思うようになりました。とにかく、山登りには必須アイテムですので、トレッキングするなら絶対買ってください。


暗闇から一瞬であなたを救います!


テレビショッピングみたいなノリになっちゃった(^。^;

一種の、ドメスティック・リスクマネージメントだと思って、いろいろ家族で話し合ってみるのもよいと思います。いざとなったら自分の身を守るのは自分だけなのですから。

最後に、予備の電池も忘れずに。電池はランプの命です。登山用防水性巾着袋の中へランプと一緒に携帯しておきましょう~!

2010/02/07

VIVA!ステンレスマグ

山登りするようになってから、普段の生活でも、家でも、普通の外出でも重宝しているステンレスマグ。

とくに重宝してるのがコレ→ZOJIRUSHI ステンレスマグタフボーイ

タフボーイシリーズは、いろんな色とデザインのものがありますので、お好みで購入してみてはいかがでしょう?Amazonがけっこう安くてお勧めです。(象印のまわしものではありません)

特にこういう類のマグの利点として、ノートパソコンなどを傍らに飲み物を飲む場合には、コボレて機械がオシャカになるのを防ぐのに最適です。


完全にフタをしめられるし、温かいものはずっとあったかく、冷たいものはいつまでも冷たいままなので重宝しています。

普段でも大活躍ですが、特に山登りには、山頂でお湯を沸かして、温かいものを食べたり、コーヒーなどを作ってマグに入れておけば、下山の時も休憩時間にあったかいものが飲めるので最高です。

しかし、このマグ、素人には分からないパーツがてんこもり。

何のためにアレやソレがあるのか?

めんどくさいので全部の写真は載せませんが、とりあえず、今回の恐るべき威力を発揮してた樹脂パーツは、コレです。

※フタを裏返して、樹脂パーツを外したところ。外した輪っかのグレーの樹脂がソレ。


最初はさっぱり分からず、洗う時も、外せるパーツはすべて外してから洗うのですが、とある、蓋の内側にあるなんでもない樹脂パーツに匂いが染み付いてしまったので、小さい小鉢に水を入れ、ちょっとお酢を垂らしてつくった酢水の中に、樹脂製のパーツを一晩漬けてみました。

その日は、その樹脂パーツが無かったため、そのまま蓋をしめて使おうとしました。

しかし・・・!ちょっと振ったら中身は中からこぼれてくるわ、飲んだ後、蓋を閉めても、空気圧(?)の仕業か否か、やっぱり中身が外側に漏れて手は汚れ、カバンも危うく汚れる寸前になってしまいました。

なんでもないパーツなのに・・・・。

快適に使用するためには絶対必要不可欠だったので、かなり驚いてしまいました。

外側にも謎のフタがあり、謎の空間があるのですが、それもきっと素人には理解できない問題を解決するためにデザインされた、ステンレスマグ界の技術の結晶なのだろうな~、と勝手に思っております。

とにかく、このマグ、素敵です。ビバ!ステンレスマグ!

次回も引き続き、山登りにも普段の生活でも重宝する便利グッズをネタにしようと思います。

2010/02/06

エチュード弾く気になったワケ

小さい頃ピアノを弾き始めてから20年以上も経ってしまって、途中ブランクを経つつも、ここ数年で、やっと重い腰を上げて

「エチュード(練習曲)弾いてみるか」

という気持ちになりました。

小さい頃は、とにかくまともに、与えられた練習曲を弾こうという気にならず、好きな曲だけ弾いていました。

その結果、当然のごとくピアノの腕は未熟のまま、9歳ごろにはピアノのレッスン的には最悪の時期で、先生から「辞めたら?」といわれる始末。


でも何を思ったか私は泣きながら「辞めません」と告げました。今でも色濃く覚えている、ピアノ的に暗黒時代の自分史です・・・・。

先生の前で泣くって、9歳の私でもけっこう恥ずかしかったんですが、ピアノ自体は嫌いじゃないのに、なんで辞めないといけないのか、単純に混乱してワケ分からなかったんです。

そして先生を変えました。

だから、”ピアノのレッスン”といえば当然のごとくみんなが口にする練習曲、バイエルとかツェルニーとかハノンなんか、まともに練習しませんでした。よく怒られたもんです。(^。^;

しかし小さい頃から、かなり気が長~~い性格だったのか、逆ギレなんて一度もしないで、厚かましくもレッスンに通い続けてました。

そのおかげ?か否か、先生の方が先に折れてくれて(ゴメンネ先生)なんやかんやで、嫌いな練習曲はレッスンで取り上げなくしてくれたのです。

私をピアノ技術的に救ってくれたのは、クラシックの王道、古典のバッハヘンデル先生の曲でした。

ハノン嫌い、ツェルニ嫌い、バイエルなんてやったことない、ソナチネも嫌い、そんな私は、なぜかバッハとかヘンデルとかはやる気になったのです。

とくに、ピアノ技術的に私を、「練習のとりこ」にした曲は、バッハのインベンション1番、という曲でした。

右手も左手も同時にメロディー弾く、ってのに新鮮味を覚えたのです。

私の周りのピアノ弾きたちは、みんなバッハが嫌いだったみたいで、むしろツェルニーが好きだったみたいでしたが、私はバッハの方が断然好きな子供でした。

それが、のちに、大好きなドビュッシーの曲を与えられるようになるきっかけとなり、いわゆる遊びじゃなく、”ピアノの練習の王道”を歩み始めたのは、13歳になってから。

古典のバッハの曲で、本当の練習に目覚めたのは11才頃。すると、4歳から遊びでやって、7~9年後にやっと普通の王道を歩み始めたのです。

ピアノ始めてても3~5年くらいはウダウダしてたことになります。

それもそのはず。そのころはもっぱら、Popsやアニメやゲームの曲にばかり関心があったんです。子供だから当たり前っちゃー当たり前か。

11歳の転機、13歳で目覚めるまで、ピアノなんて、単なる生活の中でのちょっと苦痛を伴った習慣にすぎませんでした。

不思議と辞めようとは思っていなかったのは、今思うと、一晩寝れば嫌なことはたいてい忘れてしまう、おめでたい性格だったからかもしれません。

それと、黙って月謝を払ってくれた両親のおかげとしかいい様がありません。

13歳からの練習の中心は、ほとんどがドビュッシーの曲でした。当時のクラシック的な練習としては、

・音階と和声~スケールとアルペジオ、カデンツ(和声進行)
・バッハ(古典)
・ドビュッシー&ラヴェル(近現代音楽)

この3点セットがメインメニューでした。

中学生時代、合唱祭などではいつも伴奏者で、歌謡曲の楽譜をgetしてなんとなく遊びで弾いたりはしていましたが、クラシックピアノの面白さに一番ハマっていたのはこの時期。

高校生時代も相変わらずドビュッシーバッハ、さらに進んでラヴェルの曲を弾いてましたが、17歳の手前くらいに先生が出産するため一時先生を変えなければならず、それがきっかけにもなり、17歳で長い長いレッスン通い生活が終わりました。

10代最後、ピアノの発表会で、人前で弾いた曲は、モーリス・ラヴェルの「水の戯れ」。今の自分でも難しくて、よくもまぁ当時練習したもんだ、と思います。

17歳からしばらくはピアノから遠ざかってしまいました。高校生時代はブラスバンド部で、トランペットを吹いていたのです。高校時代は映画音楽が大好きで、一度はバンド内で吹いてみたかったんですね~。

そしてなんやかんや言って時間が経ち、すっかり大人になってしまったあと、ちょっとした出会いがあり、偶然にもピアノサークルに参加したりしてまたピアノ生活を始めたのです。

そして愕然!手が動かない~。昔弾けてた曲が弾けない~。

中学生ころの自分に逆戻り。

そして偶然の出会いもあり、とある個人の先生へ、不定期にレッスンを申し込むことにしたのです。ピアノを再び、王道的に習おうと決心したのです。

遊びで弾くことはいくらでもできます。

でも、最近になって、やっっっっっっっと、クラシックピアノの最高峰!?ピアノ界のチョモランマ的存在の、「ショパンのエチュード」が弾きたい!と思えるようになりました。

とはいえ、最初は、「私には無理」と思ってました。

でもいま付いている先生から「完成させようとしなくてもいいから、弾いてみれば~?」と軽~く言われて、弾くことにしたら、意外に、これが、イケたのです。

下手ですよ・・・・でも、イケる!という手ごたえを感じました。

難しいですよ・・・・でも、弾きたい!という情熱がやっと生まれました。

何事も、技術を向上させようとしたら、それなりにやらないと無理なのですね。明らかに、エチュードをやるようになってから、素人の自分でも

「なんか技術が上がったきがする。前は弾きにくかったものが、弾きやすくなったような気がする」

という確かな感触を得ました。これがさらに、「エチュード弾く気になった」気持ちに拍車をかけることになりました。一種のスポーツマンシップにも似て。

現在は、ドビュッシーエチュード1番(5本の指のための練習曲)と並行して、ショパンのエチュード(特に「蝶々」って曲)を何曲かチョイスして弾いていますが、こうなると、エチュード三昧の生活ですね。

昔のエチュード大嫌いな自分からは想像もできないありさまです。

自分だけの勝手な判断で「無理」と避けていると、出来ることだってできずじまいなんですね。

また自分以外の人から、「やってみればいいじゃん!」と軽~く言われると、けっこうその気になっちゃう自分の軽さ(笑)もあっての、今のエチュード生活なのかもしれません。


どんな世界でも、小さなことでも、とりあえずやってみたら、意外にイケる!


っつーことですな。それがここ数年の最近の私の場合は、


登山 と ショパンとドビュッシーのエチュード


でございます。ですから、このブログの名前も略して”山p”です。さぁ、今日もガンガン弾いてやるぜ!!


2010/02/05

懲りずにレオナルド~お茶目な一面

※注:「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は長いので、以下「レオ」と呼ぶことにします。

懲りずにレオ話。第3弾です。

彼の話は尽きることがありませんが、中でも、彼のお茶目な一面に注目してみたいと思います。

歴史人物、というと、いつも決まって同じ表情した肖像画などが表れて、偉大な功績が挙げられて、無意識におカタい人物像が植えつけられてしまうものです。

とくにレオは、晩年のおじぃさんな姿の自画像デッサンがよく取り上げられていて、レオと言えばあの髭の長い長髪のおじぃさんの画があたまに浮かんでしまいます。

けれど一説によると、当時の画家が描いたとされる、若かりしレオの絵らしきものが残っていて、それによると彼は相当ハンサムだったらしいです。


加えて、レオのお茶目な一面としては、自分のハンサムさにかこつけて、女装をして周りの人たちから「まぁなんて素敵な人でしょう」といわしめたとか・・・(笑)

さて。昨日話題にしたデッサンの中に、一部、想像上の動物とされるドラゴン(竜)らしきものが描かれているのを発見しました。そこで竜だけを切り取り、画像を回転させてみました。


こんな感じです。そして、周りにはいろんな動物のこんな姿も描かれています。


なんともキュートな戦いぶりなのですが(笑)よーく見ると、なんの動物かいまいち分からないので、きっとこれもレオの想像スケッチ(=落書き)なのかな~?と思ってしまいます。

また違うページには、思いっきりドラゴンフェイスがクローズアップされて描かれていました。


以上のデッサン・・・というかこの場合は落書きにしか見えませんが、レオにもこんな一面があるんだなぁと、ちょっとホッコリする絵なのであります(^。^)

また、レオのホッコリエピソードを紹介いたしましょう。

彼の意外な一面を知るエピソードがいろいろありますが、好奇心旺盛なためか、人を楽しませるのも好きな人だったみたいです。


・貴族の結婚式の総合プロデュースをしていた


・王様の前で、自作の馬の頭蓋骨の形をした銀のリラ(琴のような楽器?)を弾いた


・トカゲに、水銀を使った糊で髭や羽や角をつけて人々を驚かせた(ドラゴンに似せたのか?)


・フランスのお城のお夜食会で、王様に機械仕掛けのライオンを披露した。


最後のライオンの話は、ライオンが王様の前に近寄り飛びかかろうとした瞬間、頭部がパックリ開いて、フランス王家の紋章である百合の花が飛び出す演出で、王様を喜ばせたらしい。

レオは舞台衣装のデザイン、舞台装置の発明や、人型ロボットの発案もしていたらしく、どうやらエンターテイメントの面でも如何なく才能を発揮していたらしいです。

とくに晩年は、20代の若いフランスの王様と親交が深かったとか。

機械仕掛けのライオンのビックリマジックを披露して喜ばせたりするあたり、フランスでは王様と友情をはぐくんでいたらしいレオのお茶目な一面が愛らしくて素敵です。

亡くなる時も、若かりしフランス国王の腕に抱かれていたとか。(これに関しては真偽はともかくそういう絵画が残っています。)

また、レオは、落書きからも伺えるように、ドラゴンに対し、一種の憧憬のようなものを感じていたのかもしれません。トカゲに細工したりしてみんなを驚かせたエピソードなんか、お茶目を通り越して、かなり小悪魔です。(笑)

っとまぁ、お茶目なレオの意外な一面は尽きることがありませんが、これは

Light-Side

でありまして、彼には一種、

Dark-Side

・・・なお茶目ぶりもあったようなのでご紹介しておきましょう。

彼は、イタリアにいた時に、フィレンツェで一番の人気を誇っていた10代の男娼をスカウトし、モデルとして自分の工房に呼び、弟子として一緒に暮らしていたらしいです。

それも一人だけではなく、何人も。

当時キリスト教が勢力を誇っていたため、同性愛の疑いで逮捕されていたのです。しかも、一度では懲りず、二度も逮捕されてしまいました。

おいおい・・・気を抜きすぎですよ!

いづれも、証拠不十分、またお金持ちで力のあった親戚の手助けで無罪放免されていたからよかったものの、逮捕されるほど、彼にはいつも若いイケメン達がとりまいていたそうです。

まぁ、そんな話はさておき。

レオの一番のお気に入りだったらしい、サライという若い男性が、これがまた小悪魔で手癖が悪く、よく盗みを働いていたらしいのですが、さすがは

鬼の観察魔、レオ。

例の”手記”にはしっかり、

「○月×日。サライが7000円盗んだ。」(注:7千円は例えです)

とメモをしただけで、全くおとがめなし、むしろそんなサライが大好きで、絶対に手放したくないくらい寵愛していたらしいです。

そのうえ一生独身だったのですから、同性愛の疑いを持たれても仕方のないこと。

真偽のほどはともかく、自分自身もイケメンで、なおかつイケメン好き、”美”にかこまれながら自由奔放に暮らしていたレオ、大変ではあっただろうけれど、さぞかし幸せな人生だったことでしょう。

嘘かほんとかはいざ知らず、レオナルド伝説は尽きることがありません!

ギリシア神話並みに超人伝説となって語り継がれ、もう彼には、実態とは遠く離れたおとぎ話にでもなっていただこうではありませんか!?

ある種の人たちからは、

「実は、レオナルド・ダ・ヴィンチという名は、複数の有能な人たちが集まって作られた組織名ではないか?」

とまでいわれています(笑)

イギリスの有名な文豪シェークスピアに関しても、組織名ではないかといわれているくらいですから、当然レオだって、そんな疑いを持たれても仕方ない。



でも、・・・・・・。



ほんと、そうなのかも!?(^。^;

★おまけ★
レオの描いた想像の世界。メルヒェンな絵をどうぞ。15~16世紀に生きていた伝説めいた人物のこんな絵を見ると、とってもホッコリ致します。よ~く見ると船から木が生えてます(笑)

2010/02/04

レオナルドLOVE~逸話とデッサン

ブログ生活も2カ月が経ち思うこと・・・。毎日1個文章書くって、簡単なようで、とっても難しいですね。12月に比べると、投稿数が6分の1程度に減ってます(((-_-;;・・・・。大丈夫か、私。

・・・・っというわけで、最近すっかり遅筆になっているものの、今日も先日書いたレオナルド・ダ・ヴィンチについての続きを書きたいと思います。

※注:「レオナルド」は5文字もあって疲れるので、今後は「レオ」と呼びたいと思います。

レオの逸話はいろいろありますが、先日は、鉄を素手で曲げて、当時仕事上のライバルでもあった、彫刻家ミケランジェロに対し怪力アピールしたエピソードを挙げました。

レオにとって彫刻とは、ただの肉体労働でしかないと考えられていたようです。

(うわ~性格悪いな、レオ(笑)


レオにとって絵画こそがNO1の芸術であり、その上、画家は万能でなければならないと主張していたのです。

彼をオールジャンルの研究の道へ引きずり込んだのは、そういう思いがあったからこそなのかもしれません。

絵画がほとんど完成されていないのも、一説によると、絵をある程度制作させた先は、ただ完成させるためだけの肉体労働になってしまうからだとされています。

単純労働はレオにとって時間の無駄以外の何物でもなかったのですね。

さて話を戻しますと、レオの怪力伝説についてはあくまで逸話上の話であって、本当かうそかは知る由もありません。

レオにはアスリート伝説があって、怪力だけではなく、2m垂直飛びが出来たとか、突拍子もない逸話がありますが、今日はそんな彼の、また違う逸話をご紹介。


レオは1日のうち、90分しか眠らなかった。


・・・とか。マジっ!?(笑)

でもこれは、まとまった睡眠時間の話で、90分睡眠以外には、約4時間につき15分のプチ睡眠をしていたらしいです。トータル2時間半~3時間くらいの睡眠をとっていたことになります。

ナポレオンの3時間睡眠伝説にほぼ近い。

私も普段睡眠時間が短くなりがちなので、以前、プチ睡眠している話をブログでも話題にしましたが、やっぱり人間、ある程度の睡眠時間は必須なのですね~。

(過去のブログ参照)
http://lala-film.blogspot.com/2009/12/blog-post_12.html

でも私の場合、最低でも5時間寝ないと辛いので、それに加えてプチ睡眠を加えるとトータル6時間は寝ていることになるため、レオからすれば、

「何泥酔しちゃってるの?」

と疑問に思われそうです。

ナポレオンの3時間睡眠だって、「彼、寝すぎだよ」って思われそう。(笑)

レオの残した膨大な量の手記は、半分以下しか現存していないそうなので、その膨大な手記、膨大な素描の量を考えると、睡眠時間90分、といわれても、妙に納得してしまいます。

レオの90分睡眠の原因は、やっぱり彼の膨大なデッサンにあると思われます。

お気に入りに入っていたサイトをご紹介しましょう。

the drawings of Leonardo da Vinci
http://www.drawingsofleonardo.org/

Leonardo Da Vinci anatomy studies (95 pc 75 mb) - mdolla
http://www.mdolla.com/2009/07/leonardo-da-vinci-anatomy-studies-95-pc.html

ここにレオのデッサンの一部があります。ここでなくても、レオの名前を入れて検索すれば、たくさんの資料を一部目にすることが出来ると思います。

※日本語サイトより英語サイトのほうが良いと思うので、以下のキーワードで検索してください。
leonardo da vinci anatomy studies

いつもここから選んでWindowsのデスクトップの壁紙にして眺めていますが、彼のデッサン、とってもなめらかで繊細な線が印象的。

視神経から脳、そして脳から手先までの神経の連絡が、なんの迷いもなくガッチリタッグを組んでる安心感があります。

レオに関しては、絵画よりもデッサンの方が個人的には大好きだったりします。ガッツリこっちを向いた人間の絵とかを壁紙にするのはちょっと気持ち悪かったりするんですね・・・(-_-;;

レオの手記、半分以上散逸してしまったとしても、一部でも残っていたのは奇跡としか言いようがありません!!

なにせ、絵画にしたら20点くらいしか残っていないのです・・・。

紙とペンだけで残された膨大なメモとデッサン。それがなかったら歴史に埋もれていたか、謎の人物のまま、研究のしようがなく放置されていたかもしれませんね。

古代文明で言うところの、ピラミッドだけが現存して、壁画やヒエログリフが残っていない状態だったら、と思うと、レオのレオたらしめた「メモ帳=頭の中」が残っていたのは、もうただミラクルとしか思えません!!

ただし、レオの手記を読めばわかりますが、自然科学的な章になると、読んでもほとんど意味が分からないため、レオと同じように数学や科学に造詣が深くないと、真の価値が分かりにくいのは否めません・・・。

私も、メモ的なちょっとした文章と、解剖のくだり以外は、ほとんど読破できませんでした。

さて、最後に。彼のデッサンのなかで個人的にお気に入りのところを切り取ってみましたのでご紹介!



猫なのですが(^。^)猫もかわいいですが、それよりなにより、左下あたりの動物が気になります。

たぶん想像上の動物、ドラゴン?かな??と思われますが、子供の落書きみたいで、(でも上手い!)なんかホッコリします。

2010/02/03

レオナルド・ダ・ヴィンチLOVE

自分でもよく分からないけれど、文章にしてみたくなったから書いてみよう。
嵐の自己BESTCDを聴きながら、レオナルドの文章書くってなんか面白い(笑)

何を隠そう、隠してないけど、相当昔からレオナルドダビンチが大好きだ。

もし、好きな歴史人物はだれですか?と質問されたら、彼だけじゃないけど迷わず筆頭にあげたい、それがレオナルドさんです。

彼の生きた時代、みんなが眠っていた中でただ一人、目を覚ましていた人物、といわれるのも頷けます。またそんな風に言われてしまう彼が、そんな風に言われることでさらに好きになってしまってました。

「ただひとり、目を覚ましていた」→うわ、かっけー!レオナルド!


というわけです(笑)実はこの辺は軽いノリでしたが、彼の好きなところを文章にして、好きなことを語ることでストレス解消開始~。

レオナルドLOVE!になったきっかけは、モナリザとか、有名な絵画ではなくて、彼の書いたとされる手記を読んだことです。

<参考web>
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記

文庫本だと、上下で2冊出ています。好きな本は?と言われたらこの本も挙げたい。

なにより面白いのが、「解剖」の章で、私は昔、これを血眼になって読んでしまいました。文学部卒だし、もともと医学生でもないのに興味があった分野だったのと、レオナルドの並々ならぬ肉体解剖への情熱に、時代を超えてノックアウトされてしまったのです。

そうです。彼の何が好きかって。並々ならぬ探究心とその情熱なのです。

私は幽霊とかUFOとか全然まったく金輪際信じないけれど、科学至上主義は嫌いで、古代文明とか、今話題にしているレオナルドとか不思議な人、不思議な人間の歴史、地球の歴史が大好きです。

手記を読んでみると、レオナルドは、当時はタブーだったはずの人体解剖とか、コンタクトレンズとか、カメラとか、パラシュート、ヘリコプター、自転車、戦車、今では当たり前に存在するもののいろいろな発想の原型を、当時すでに考えていたと言われているんですね。

実現するとかしないとか、売って稼ぐとか、そういうことはほぼ全く無視して、そういうことを考えたり実験したりしている彼の生活、人生にLOVEなのです。

きっと彼には時間がいくつあっても足りなかったことでしょう。

また彼の逸話話を聞きかじるのも大好き。

もし、字の読めない、習えない時代に生まれていたら、「今は昔、レオナルドといふ伊太利亜人ありけり」みたいなのでかまわないから(なんじゃそれ)口伝えでもいいから、彼についての話をず~っと聞いていたいな、なんて思うほど。

NETで読める逸話でも、テレビで視聴できるものでも、本でも雑誌でも、なんでもいいから彼の話をずっと聞いていたいです。

もうそれが楽しくて仕方ありません。下手なバラエティ番組、お笑いより面白い逸話がてんこ盛りなのです。

レオナルドの手記と逸話と絵画がある限り、私には、たとえば下手なテレビ番組から、無理やりエンターテイメントされなくても、十分自分だけで楽しい生活を送れますよ、ってくらいの面白さなのです。彼のことを考えているだけで、無人島でも楽しく生きていけそうです。

彼の並々ならぬ情熱と、面白すぎる逸話。

これが私を並々ならぬレオナルドLOVEたらしめたもののような気がします。

レオナルドといえばモナリザ、ってことで世界的には思われてるみたいだけど、私はかつてフランスに行った時、いきなりのストライキでルーブル美術館に入れず、生で見たことが一度もありません。(これには相当泣かされました・・・)

いつもあっちこっちでみかけるモナリザ。私には昔からそれはホラー映画みたいな怖い存在でした。なんか怖くないですか?あの絵。

劣化したせいで絵が黄ばんでいるのが原因だと思いますが、モナリザを見ても正直「ほんとうにすごいですね」という感想が持てませんでした。どっちかというと苦手でした。小さいころ、怖くて正視できませんでした。

私には美術的な審美眼がないのかな~と落ち込んだこともありました。

でも後々調べてみると、モナリザのすごさってのは別のところにあったんですね。それは彼の絵の描き方、手法にあったようです。

要するに、カメラを発明するかのごとく、絵画の世界でのある発明的なものがあったということで、世界遺産になっているようなんですね。

彼にとっての絵画とは、絵画職人としての賃金としての収入を得るための手段であるのと同時に、人体解剖とか科学実験のような、彼にとっての探究の対象でもあったらしいのです。

だから、彼は絵画として完成させた絵画はほとんどないとか(笑)あ、笑ってしまってすいませんレオナルドさん。

でも、絵画制作を受注してもほとんど完成しませんでした、って面白い・・・。そんなところもLOVEなわたしではありますが。

美術に素人な私にはそれ以上のことはよくわからなかったのですが・・・

さて、この話は置いておいて。

彼の面白すぎる逸話の中に、鉄の棒を素手で折り曲げて筋力を誇示した、ってのがあります(笑)。

本当かうそかってのはあまり興味がないので、真偽についてはどうこういうつもりはありません。ただ、そういう「レオナルドはこうしたああした」という逸話の中でも群を抜いて楽しかったので挙げてみました。

今なら、スポーツジムとか、いろいろなもので筋力を誇示するってのはアリだと思いますが、ああいう時代に、なぜそこまでムキになって鉄棒曲げるかな~と。

そういう話を、文字の読めない人が多かった時代に、

「へぇ~。なんだかようわからんけんども、すんごいひともいたもんだべな~」

と田舎っぺみたいな恰好して聞いていたいな、って感じです。

もし男に生まれ変われて、タイムスリップできるなら、迷わずレオナルドの絵画工房の助手に紛れ込んで、彼のお傍にいたいです。彼はイケメン好きだったそうだから、外見で却下されたらショックだなぁとつまらない想像をしてしまいますが(笑)

そして、江戸時代の日本に行って、「今は昔・・・」と語り部みたいに彼のあり様を言葉だけでみんなに話してみたい。

青っぱな垂らした子供や、ポケ~っとしたおばぁちゃん、商人のおにぃちゃん相手にお話ししてみたい。

それで

「なんかよぅわからんけども~、その、れおなるど、だ、びんちゃ~ってお人は、とどのつまり、なんなんだっぺや?なんの仕事さしてたっぺか?」

「人としてできることは全部やりたかった、それがレオナルドさ」

としか言いようがありません。男だったので、どんなにがんばってもできないことといったら出産くらいでしょう。

彼のことだから、もし結婚して子供がいたら、理想的な子育てについての研究、とか、子供の生態についても探究し、心理学分野を切り開いていた可能性も高いですね。

今の時代、いろいろな分野で分業制で成り立っている世の中だけれど、今では当たり前になってしまった頭脳面の分業制度を、彼は、誰にも頼まれてもいないのに一手に引き受けているかのような勢いです。

頼まれていたのは職人としての絵画制作、なぜか音楽家として存在していた時期があったりとか、建築や軍術の面で国に貢献することなどで、勝手な人体解剖などはバレたら死刑になるほどのタブーだったはず。

だからこそ、彼の手記の中で「解剖」の章を読むことがなにより一番刺激的で好きなのかもしれません。

この脳味噌の忙しさは半端ないですね。時間がいくつあっても足りないネ。

何百万年もの人間の歴史の中でただひとり、目を覚ましているのは、いまだにレオナルドだけなのかもしれない、と思います。

ここで、テレビのミステリー系番組に流れるようなBGMが流れます(笑)不思議すぎます、レオナルド。

このよくわからなさも、レオナルドLOVEの原因かもしれません。

そして加えて、レオナルドは、かつてのイタリアからは冷たくされ、フランスに愛されており、最後まで納得いかなかったモナリザの絵などを手放さず、おフランスで裕福な環境中没したというのも、好きなところです。(私個人的にフランスLOVEなので・・・)

よかったね、レオナルド。ふっかふかのベッドの上で永遠の眠りにつけることができて・・・。

実際、レオナルドは戦争においては、戦術、軍的発明の活躍もあったというけれど、宗教一辺倒だった当時の時代を考えると、当時の時代の国王の先見の明と審美眼は大したものだと思いました。

そういう時代も含めての彼の存在ひっくるめて、レオナルドLOVEなのです。